私の日常 【Kazuma Kawamura】

溢れるほどの ページ42

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「 ……はぁ 」


エマ「 …15回目」


「 えっ 」


エマ「 Aがため息ついた回数 」


「 数えてたの？ていうかため息多いな… 」









先日の壱馬くんの事やらりっくんの事やら様々なことがありすぎて仕事が捗らない。


りっくんの優しいあの表情と言葉が
懐かしくて心がホワホワするんだよなぁ…。

壱馬くんはあの意思の強い瞳で私を見つめて、気を許してる人の前で出る関西弁で好きってことを伝えてくれた。









「 どうしたら… 」


エマ「 Aサーン？手が止まってますよー？ 」


「 だってー… 」


エマ「 あと少しだけ頑張ろうね？ 」









一応今勤務中なんだけどもうすぐ定時だから今日は上がらせてもらおう。
エマちゃんにたくさん話聞いてもらわなきゃ。

最後のひとふんばりと意気込んでブルーライトカットのメガネを掛けてパソコンのキーボードで文字を打ち込む。


ﾋﾟｺﾝ__________


机の上に置いてあるスマホが鳴った。







壱馬くん撮影中〜

壱馬くんKazuma Kawamuraが画像を送信しました









今までそんなこと送ってきたことなかったのに突然送られてきたメッセージと画像。タップすると写ってるのは壱馬くんとまこくんの仲良しなツーショ。









「 かわいー… 」


エマ「 おーい手が止まってますよまた 」


「 はっ 」









スマホを閉じてまたひたすらパソコンに向かった。









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