本物の灯り ページ42
ジョンヨンside
安定のナヨンオンニに先にMAJORへ旅立たれた後私は恐怖に震えた。
こんなにも恐ろしいことがあろうか。
こんなにも、こんなにも身を、心を削ってきたのに
もしソミみたいに……
デビューが出来なかったら……
ジョ［すごい失礼だな私。］
仮にも仲間の負を例に出すなんて。
でも
それくらい怖い。
ツウ〈オンニ、安心して。〉
ジョ〈……え……？〉
ツウ〈私は厳しいけど、オンニが選ばれないわけがないよ！〉
ツウィヤ……
なんでそんなに……
……っ
なんで……
なんで私の周りは
こんなにも暖かいんだ……？
なぁ、
モモヤ。
あの日アンタが泣かしてくれなきゃ
私、ここにいないよ。
モモ。
PD〈ジョンヨン、おめでとう。〉
ありがとう。
ツウ〈……ほーらねっオンニ！〉
ジョ〈……っ……ふぅっ……んぁ……っっ〉
ツウ〈ほらっ！PDさん、待ち焦がれてるってば。〉
涙が堪えられず溢れて止まない。
ここまでの道は
間違いではなかった。
確実に灯りを私は掴み取った。
でもなんでだろう。
足が動かないのは。
この先に待ち受ける嫌な何かを避けるかのように。
〈ジョンヨナぁぁぁぁぁ！〉
ジョ〈！？〉
いきなり観客席から私の名前を呼び捨てに呼ぶ声がした。
しかも、何年間も聞き慣れた声。
ジョ〈!!……っ……うっ……ぁぁぁ……〉
モモ……。
モモ〈ユ・ジョンヨン万歳！〉
モモ…………っっ
ツウ〈……モモオンニが、呼んでるよ。〉
ツウィがそう小声で言って私の背中を押した。
自然と足が動く。
あの台の前へと
ジョ〈！〉
私は思い出した。
ついさっきの、ナヨンオンニの表情を。
ナヨ［ソミヤなんて…あ、あ、ありえない…!!］
……。
誰を呼ばなくてはいけないのだろう。
誰を引きずり降ろさなくてはいけないのだろう。
そんなことを思ううちに心が重たくなってくる。
……駄目だ。
私の心が折れないうちに早く見よう。
そう、封筒を開けた時だった。
ジリ〈……〉
ジリョンの微笑みが、見えた。
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名無しのジョンヨンペン - リアルでジョンヨン推してるんで設定が最高すぎて…！今夜は寝ずに読んでしまうかもです笑笑 (2022年8月10日 1時) (
レス) @page5 id: df58c092f2 (このIDを非表示/違反報告)
パスタ好きのさらさん(プロフ) - K.V.さん» 嬉しいお言葉、ありがとうございます(´；ω；｀)作者、ネタ作りに困っておりまして現在必死に考えているところですのでもうしばしお待ちください！また、続編決定致しましたので50ページをぜひお読みください！お読み頂きありがとうございます、今後も頑張ります！ (2019年8月24日 14時) (レス) id: b76640e635 (このIDを非表示/違反報告)
K.V. - すごく面白いと思いました！続きが気になります！無理しない程度に更新頑張ってください！ (2019年8月24日 5時) (レス) id: 5c0644c360 (このIDを非表示/違反報告)
スア(プロフ) - ありがとうございます！できればでいいので無理しないでくださいね。頑張ってください (2019年7月27日 12時) (レス) id: 088a3a7f93 (このIDを非表示/違反報告)
パスタ好きのさらさん(プロフ) - スアさん» あーー！それもいいですね！リクありがとうございます！BTSは回想が終わってジリョンストーリーが終わったらそろそろ出そうと思ってますが、別ルートでそういうのも書くか検討してみます！ (2019年7月27日 12時) (レス) id: b76640e635 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パスタ好きのさらさん | 作成日時：2019年7月2日 22時
