5話 ページ5
玲「…」チラッ
シーン
玲「はぁ…」
俺の手の中にはうんともすんとも言わない携帯。撮影が終わり、メンバーと食事。
隼とが隣であーだこーだ言ってるけど、俺の意識は携帯の中。
その後も話かけようとしたけどタイミング掴めずそのまま撮影終了。
つか、あの人めっちゃニコニコすんなぁ…。声でけぇし、よく笑うし。
…連絡先聞いときゃ良かった…。
いや！別に！新作着たいだけだし！
じゃなかったら…
『かっこよかった…です…あれ…』
『本当ですか！！えへへへ』♡
やばい…すっげぇ可愛いかも…
一目惚れ…した？
玲「だああ！」
隼「うわっ！びっくりしたー」
携帯を放り投げて、俺はうなだれた。
メ「どしたの？」
玲「んー…」
亜「…」ジィ…
玲「亜嵐くん、うざい」ベシッ
亜「ひどいっ」
龍「なんや、調子悪いんか」
裕「肉、食っとくか？」
玲「あーん」
涼「はい。あーん」
隼「はい、携帯ー」
玲「ん…」
亜「やー飲み過ぎた！」
龍「この後誰かの家にー…「師匠！しっかり！！」ん？」
茜「むりー…はく」
「いや！私の肩のとこではかないで！」
お会計をしようと、レジに行くと
酔いつぶれたであろう茜さんらしき人にあの人が抱きつかれていた。
玲「大丈夫…ですか？」
「えっ？あっ！佐野さん！って、うわ！なんかいっぱいいる！」
メ「大丈夫ですか？手伝います？」
「いやいや！大丈夫です！」
茜「Aー…」ぎゅう
亜「わっ…見たことないくらいデレてる！」
龍「仕事の鬼みたいな人やのに！」
茜「Aー」
「はーいはいはい。とりあえず、迷惑かけてるんで、タクシー放り込も…」
玲「手伝います、お会計よろしく！」
バンッ
「ふー…やっと寝てくれた！…っと、ありがとうございました！すみませんー迷惑かけて…じゃ！また！」
あっ…やば…また次いつ会えるか
玲「あっ！…の！」
「へ？」
玲「あー…えっと…連絡先、聞いてもいっすか？」
「あっ！ぜひ！って…携帯どこ…メモります！」
玲「えっ？腕に？」
「すみません…メモ用紙なくて…」
玲「てか、いろいろ書いてある」笑笑
「皆さんの採寸のときに…」笑笑
細い腕…
に、俺の連絡先を書いて、笑顔で去っていった。
あー…やばい。連絡来るまで寝れねぇかも…
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作者名：リミック | 作成日時：2018年5月13日 18時
