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場合10 ページ10

「はああ…」

頭痛い…ちなみに昨日のお酒のせいではない。
寝不足だ。
明け方まで2人で飲み語りあかした。
お酒には強いから二日酔いとかしたことないんだけど、睡眠なしはつらい…

私はフラフラしながら、メンバーが入る前の楽屋へ。今日は、私の初仕事、雑誌の撮影の付き添い…。

「お昼前には終わるし…昼寝したらスケジュールの確認して…あとー…」

ブツブツいいながら、スタジオ入り。

スタッフさんがちらほらいたので挨拶して、

メンバーが来るまであと一時間ちょいかな…

『華谷さん!ちょっといいかな!』

「はい?なんでしょう?」

『実は、今回のコンセプトのことで〜〜』

スタッフさんとコンセプトについて話していると

『すみません!』

べつのスタッフさんが駆け込んできた。

『どうした?』

『三代目の皆さんが着るはずだった服が渋滞で届くのが2時間ほど遅れるそうで!』

「えっ?2時間も遅れることあるんですか??」

『それが、海外ブランドの特集予定だったんで空港に着くのでさえ遅れてたみたいで…』

まじか…そんなことってあんの…?
まずいな…2時間って…メンバー集合予定まであと、30分程度…1時間半も待たせるわけにはいかないし…そのぶんのびて午後のレコーディングのスタジオの時間に間に合わない…

「あの!今、その車ってどこにいるんですか⁈」

『さっき確認したら、○○だそうです!』

よし…そこらへんなら

「すみません!ちょっと行ってきます!メンバー着いたら先にメイクとかお願いします!」

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作者名:リミック x他1人 | 作成日時:2017年10月6日 22時

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