韓国旅行�� ページ5
あっという間に日が沈み、街頭の灯りがついた
1日の最後に
近くにあった小さな公園に行った
2人でブランコに座る
「1日ってこんな早かったっけ？」
汐恩『1時間くらいに感じたわ』
「それは短すぎるやろ笑」
相変わらずふざけてばかりの汐恩に安心した
ほとんど毎日連絡をとっていたとは言え、
会っていなかった1年分の出来事は1日では話足りない。
汐恩『てか今な、寮に住んでんねんけど、そこの寮がーー…』
汐恩『そんで、同じ練習生の友達がな？ーー…』
汐恩『ダンスと歌のレッスンの時にーー…』
楽しそうに今の韓国での生活の話や友達の話、
日々のレッスンの事を話す汐恩はすごく生き生きしていて、幸せそうで、一生懸命で。
たくさん話す汐恩を見ながら
こっちにきてよかったと心から思った
「私、汐恩のファン1号になるわ」
汐恩『いや、俺のファンもう100人はおるで？』
「あーはいはい笑
じゃあ私は101人目でいいですよ〜。」
汐恩『その前にAは俺のファンには一生なられへんからな』
「え〜？笑なんでよ〜笑」
笑ってそういうと、
汐恩が私の目の前に立ってぐいっと私を引っ張り
そのまま顔を近づけてきた
「なっ、なに？」
突然でびっくりした
久々にドキドキして
つい、言葉が詰まる
汐恩『だって、
俺の彼女やから。』
彼女がファンって変やろ？笑
と優しく笑う汐恩に私はぎゅっと抱きついた。
韓国の夜は寒い。
でも、汐恩といると何故だか全く寒く感じなかった
そのまま汐恩の顔がゆっくり近づいてきて
そっと唇が重なった
心臓の音が聞こえちゃいそうなくらい
ドキドキしてる
静かに離れて至近距離で汐恩を見つめる
汐恩『…まって、やばい。
めっちゃ、ドキドキしてる』
「…私も。笑」
ふふっと2人で笑い合う
汐恩が私の手を握った
汐恩『明日、夕方にオーディション結果でる。』
「…うん。」
汐恩『結果聞いてから、
夜Aに会いに行く。』
「わかった。夜、待ってる。」
帰り道
ぎゅっと手を繋いだままいつも通りくだらない事ばかり話した
私の泊まるホテルまで送ってくれて
帰り際に
私の頭をくしゃくしゃっと撫でて
『また明日な。』と言って寮に帰っていった
汐恩が帰った後もしばらくドキドキしていた
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luvchim(プロフ) - 初めまして。結末を知っていても、何度読んでも涙で前に進めません。とっても良いお話をありがとうございます。何度も読み直してます。大好きなお話の一つになりました。ありがとうございます！！ (2021年1月19日 16時) (
レス) id: 1634567e36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：s.a.o | 作成日時：2020年4月2日 2時
