心に決めたこと ページ36
あっという間にクリスマスになった。
私は、
今日が来るまでに色んなことを考えた
汐恩は相変わらず様子がおかしくて
でも、
今日その理由を聞くことになるんだろうと覚悟を決めた
どんな結末になっても、
絶対に泣かないと。
そして、
今日は汐恩に全てのありがとうを伝えようと。
あとは、
今日のクリスマスパーティーをおもいっっきり楽しもうと。
心に決めて来た。
颯太君のお部屋にお邪魔してからすぐに
彩乃と2人で可愛く飾り付けをしていると
汐恩が途中でケーキとチキンを持って登場して
一気に部屋が賑やかになって
サンタの帽子やトナカイのカチューシャを４人でつけて、ビンゴ大会にすごろくにトランプも大賑わいだ
この４人でクリスマスを過ごせて本当に幸せだと
心から思えた
後片付けをしている頃にはもう外が真っ暗で
終わってしまった寂しさと、
迫ってくる 汐恩からの話によって
心が苦しくなって
思わず胸元をさする
彩乃『大丈夫？もうあとはやっとくから』
残りの片付けは2人に任せて
汐恩と私はゆっくり歩いて帰る
2人きりで夜道を歩くのが久々で、
それだけでも幸せで、
余計に苦しくなった
汐恩『寒ない？』
少しの沈黙を破ったのは汐恩だった
「寒い。」
そう言うとすぐ汐恩はぎゅっと手を握って
汐恩のダウンコートのポケットに2人の手をしまった
久々に手を繋いで、汐恩の手があったかくて
つい笑顔が溢れる
また無言になって
2人の歩く音が響く
ーーゆっくりと、汐恩が話し出した
汐恩『話したかったことなんやけど。』
「…。うん。」
汐恩『ある事があって、それを今までずっと考えとって。あんまAとおられへんかった。寂しい思いさせてしまったと思う。ごめんな。』
寂しそうな、でもすごく優しい表情で
私を見つめて頭を優しく撫でられる
「…ある事って、何か聞いてもいい？」
そう聞くと
汐恩は一度大きく息を吸って
ふぅーーーっと深く深呼吸をした
汐恩『俺、来年の春になったら』
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汐恩『高校辞めて、韓国行く。』
その言葉を聞いた瞬間
頭の中が真っ白になった
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さおりん(プロフ) - えいりあんさん» コメントありがとうございます(^^)そんなお言葉をいただけて本当に光栄です。結末までまだまだ色んなことが起きますよ…！！！是非この物語の結末まで見ていただければ幸いです！！よろしくお願いします(*^^*) (2020年3月29日 3時) (
レス) id: 0e6196df1d (このIDを非表示/違反報告)
えいりあん - とてもいいお話ありがとうございます。結末が楽しみすぎます。 (2020年3月28日 13時) (レス) id: f6e140a5fe (このIDを非表示/違反報告)
さおりん(プロフ) - じゅいさん» 初コメントありがとうございます(^^)嬉しいお言葉をいただき光栄です！更新もっと頑張ります☆ ここからが2人の正念場になってくるので是非続きも見ていただければ嬉しいです！ (2020年3月28日 9時) (レス) id: 0e6196df1d (このIDを非表示/違反報告)
じゅい(プロフ) - 今回のお話で、段々別れが近づいて来たって感じですねっ！いつもいいお話ありがとうございます！！ (2020年3月28日 3時) (レス) id: f3e3cf0a72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：s.a.o | 作成日時：2020年3月1日 2時
