二度目の夏 ページ34
夏休み
高2の夏は、たっくさん遊んだ
汐恩と颯太君と2人の友達や
彩乃のクラスの子も何人かいて、
私も同じクラスになってから初めて仲良くなった
クラスでいつも一緒にいる結衣とさつきも連れて
みんなでキャンプもした
近くに海があって
みんなは水着に着替えて海に入っていく
私も海に向かおうとすると
汐恩がものすごい勢いで私の方まで走ってきて
ボフッと汐恩の着てた私には大きいTシャツを頭から被せられた
汐恩『はぁ〜 …A、あほなん？
Aの肌を他の男に見せたくない。
から、絶対それずっと着とけ』
その言葉が嬉しくて
それからずっと汐恩のシャツを着たまま過ごした
波打ち際でスイカ割りもした。
手持ち花火もしたし、
あの神社で
汐恩と2人で今年も花火大会にも行った。
汐恩が好きな大人気グループのLIVEにも4人で行った
LIVEが終わってから汐恩が
やばい！ほんっまにかっこ良かった！！
俺も将来あんなかっこよくなりたい！！
目をキラキラさせながら言った
私は
うん。汐恩やったらなれると思うな〜 と
その時は本当に軽い気持ちで言った
こうして
夏休みも、2人の時間も、
あっという間に過ぎていった
汐恩『A？』
公園のブランコに並んで座って
駄菓子屋で買ったアイスを２人で食べていると
汐恩が顔を覗き込んできた
汐恩『どしたん？』
「あっいや
夏休み、もー終わっちゃうなって思ってただけやで。
…楽しい時間はあっという間に終わるって
ほんまやなぁーって思っててん」
素直にそう話して
汐恩の方を向いてニコッと笑った
汐恩『なんやねん、それ笑』
そう言う汐恩は少し顔が赤くなっていた
「…来年も花火、見よな。」
汐恩『そーやな。絶対行こ』
2人で手を繋いで
約束した
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夏休みが終わって数ヶ月経った頃からだ
汐恩が少し、変わったのは。
この時の私は、
この先の未来もずっと
汐恩の隣で、1番近くで、
2人で笑って過ごしていく事が
当たり前の日常だと思っていた。
汐恩の夢が動き出すまで
あと少し。
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さおりん(プロフ) - えいりあんさん» コメントありがとうございます(^^)そんなお言葉をいただけて本当に光栄です。結末までまだまだ色んなことが起きますよ…！！！是非この物語の結末まで見ていただければ幸いです！！よろしくお願いします(*^^*) (2020年3月29日 3時) (
レス) id: 0e6196df1d (このIDを非表示/違反報告)
えいりあん - とてもいいお話ありがとうございます。結末が楽しみすぎます。 (2020年3月28日 13時) (レス) id: f6e140a5fe (このIDを非表示/違反報告)
さおりん(プロフ) - じゅいさん» 初コメントありがとうございます(^^)嬉しいお言葉をいただき光栄です！更新もっと頑張ります☆ ここからが2人の正念場になってくるので是非続きも見ていただければ嬉しいです！ (2020年3月28日 9時) (レス) id: 0e6196df1d (このIDを非表示/違反報告)
じゅい(プロフ) - 今回のお話で、段々別れが近づいて来たって感じですねっ！いつもいいお話ありがとうございます！！ (2020年3月28日 3時) (レス) id: f3e3cf0a72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：s.a.o | 作成日時：2020年3月1日 2時
