タイミング ページ13
しばらく経つとまた部屋に戻ってきた
鶴房君は決心したかのように
よしっと小さくつぶやくと
これまでに見たことがないような真剣な眼差しで私を見つめる
汐恩『さっき、
どうおもってるって、
俺に聞いたやろ?』
「あ…
ハィ、聞きました…。」
つい、ぽろっと心の声が出てしまった私の独り言をしっかりと聞かれていた事が恥ずかしすぎて、言葉の語尾がドンドン小さくなっていった
汐恩『…その返事なんやけど。
俺、入学してすぐの頃から
今もずっと』
こんなにも真剣な鶴房君を見るのは初めてだ
何を言われるのかな
すごい緊張する、少し怖い。
汐恩『ずっと、Aの…
ーーーーピンポーン. ピンポーン.
まさかのタイミングでインターホンが鳴った
鶴房君はそのまま立ち上がり
汐恩『 ……ダァ〜!!!なに?!
もーあのカップルほんまになに?!
タイミング悪いし。
ほんまに、もう…』
と、またよくわからないことをいいながらベッドにダイブした
あんなに真剣に、なんて言おうとしたの、?
私は爆発しそうなくらいドキドキしている心臓をどうなか治めねばと、出してくれたオレンジジュースを一気に飲んだ
彩乃『おじゃましま〜す』
颯太『おいどーした汐恩!めちゃくちゃ疲れてへん?笑』
彩乃と颯太君が部屋に入ってきて
謎の緊迫感に張り詰めていた部屋の空気が一気にいつも通りに戻った
いつもの4人の居心地の良い空気感
でも、
私も鶴房君もなんだかぎこちなくなってしまう。
夕方までお勉強会は続いたがその半分くらいはゲームをしたり話したりとなんだかんだ遊んでいた気がする。
次の日も学校なので
今日のところはこれで解散することとなった
颯太君はまだ残ってゲームをするそうだ
結局、あのあとなにも聞けないまま終わってしまった。
帰り道、私は彩乃とコンビニでアイスを買って食べながら一緒に帰る
夕方になり、外の気温もちょうどいい。
彩乃に今日の朝のことを問い詰めてみることにした。
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さおりん(プロフ) - えいりあんさん» コメントありがとうございます(^^)そんなお言葉をいただけて本当に光栄です。結末までまだまだ色んなことが起きますよ…!!!是非この物語の結末まで見ていただければ幸いです!!よろしくお願いします(*^^*) (2020年3月29日 3時) (レス) id: 0e6196df1d (このIDを非表示/違反報告)
えいりあん - とてもいいお話ありがとうございます。結末が楽しみすぎます。 (2020年3月28日 13時) (レス) id: f6e140a5fe (このIDを非表示/違反報告)
さおりん(プロフ) - じゅいさん» 初コメントありがとうございます(^^)嬉しいお言葉をいただき光栄です!更新もっと頑張ります☆ ここからが2人の正念場になってくるので是非続きも見ていただければ嬉しいです! (2020年3月28日 9時) (レス) id: 0e6196df1d (このIDを非表示/違反報告)
じゅい(プロフ) - 今回のお話で、段々別れが近づいて来たって感じですねっ!いつもいいお話ありがとうございます!! (2020年3月28日 3時) (レス) id: f3e3cf0a72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:s.a.o | 作成日時:2020年3月1日 2時