そこの車止まりなさい3(ＭＩＵ４０４)

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「まあ実際にストーカーにあって何度も通報してくる人はいますからね。」
　
「そんな高校生って頭回る？」
　
「今の高校生は知識豊富まあ悪知恵豊富とも言えるな。」
　
どうするかとまた頭を悩ませ出したとき九重が口を開いた
　
「大人が馬鹿なんですよ、若い人が何も考えてないと思ってる。そういう意味では相手が未成年でも厳しく対処するべきだと思います。減刑も必要ない、等しく罪の責任を取らせるべきです。」
　
『九重、それは違うと思う。』
　
「何でですか。」
　
私が言いかけた時、隊長が割って入り私の代わりに話をしてくれた

「もちろん相手が未成年だとしても取り返しのつかない犯罪はあって、それ相応の罰は受けてもらう。だけど、救うべきところは救おうというのが少年法。」
　
「その少年自身が未成年をかさに着て好き放題してもですか。」
　
「私はそれを、彼らが教育を受ける機会が損失した結果だと考える。社会全体でそういう子供たちをどれだけ救い上げられるか、5年後10年後の治安はそこにかかってる。」

隊長に言葉には九重も黙るしかなかったみたいだ
納得はしているかわからないが、今回はこの方針を理解してくれたみたい
　
私はこの話を聞いてやっぱこの人はすごいんだなって思った

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