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7話[お似合いの2人] ページ8





今は一緒にいても必ず離れる時が来る

自分がそばにいる時は守ってあげられるけど離れると出来ない

彼女の身に何が起きても直ぐに駆けつけてやれない

だからこの彼女のチョロさは本当に心配だ

見知らぬイケメンに"おいで"って言われたらついて行きかねない程の単純さ

俺が2〜3年早く生まれていたらなら連れ去って一緒に居ることが出来るのに。




苦悩する俺の思考もつゆ知らず彼女はイケメンがいるレジに向かう

中々アイスを決めない俺に痺れを切らしたのか勝手に選んでカゴに入れてある

ご機嫌にレジに向かおうとする彼女の肩を掴んで体を強引に右に向ける




「Aはこっちのレジ」

「何で!だってこっちおじさん(小声)」

「Aはおじさんで十分」

「それどういう意味?」



"イケメンの方に行きたかった"

"余計なことするな"



その他の怒りの感情を表したいのか俺の手首を終始レジが終わるまでギリギリと握っていた
(ちょっと痛い)


帰り道、握っているのを逆手にとって指を絡めて手を繋ぐと大人しくなった

単純なのは可愛いけどさ、Aの将来すごく不安だよ

一見しっかりしてそうに見えて実はどっかぬけてる

ギャップがあっていいけど心配になるギャップだし宜しくない



「眠いから寝るってメール来てた」

「お母さん自由人だよね」

「まぁそのお陰で面倒な先輩とか遇うこと出来てるし」

「結果オーライだね」



こういう何気ないやり取りにも幸せを感じる

くっついてお互い触れ合うのも勿論嬉しいんだけど

ただお互いに話すだけっていうのも中々出来ない事だから



「…今気づいたけどアイスの他になんか入ってない?」

「え?いや、別に?ナニモナイヨ」



分かりやすすぎだろ。

声裏返ってるしカタコトだし

目、合わせないし



「もう1時だよ」

「いいし、赤葦も食べるんだから」

「さっきさんざん気にして「何の事?なに?」…なんでもない」



"お菓子パーティーするんだから寝かせないからね"と睨まれる

"寝かせないならベッドの中がいいな"って冗談と本気半々でAの顔を覗き込みながら言った


案の定赤くなってる



「変態赤葦」

「男は皆そうだよ、好きな人なら尚更…ね?」




唇に軽く触れるようなキスを落とす




「3キロ増やしてやる」



照れると口が悪くなるんだよね、多分照れ隠し




「増えても一緒に運動するでしょ?」

「赤葦!!!」

「ハイハイ虐めすぎました」

第1章【合縁奇縁】→←6話[彼氏、彼女を飼い慣らす]



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作者名:依鈴 | 作成日時:2020年3月16日 0時

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