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6話[変化] ページ38




───金曜日 午前5時30分



3対3の試合が明日に迫る中日向が驚くべき進化を遂げていた


影山が打ったボールを日向がそつなくレシーブして返して見せた


前までは全く褒められないホームランをしていたのにも関わらず…


これには影山も驚きを隠せない



(この強さの球この前まではとれなかったのに…)



「おいっ手加減すんなっ」

「上等だァ!!」



鈴加が来て20分

菅原が来て15分

田中が変な歌を歌って来て2分


その間1回もボールを落とさずラリーが続いている



「もうこのくらいで」

「まだっボールッ……!!落としてない!!!」



息が切れても尚やり続ける

影山はつい無茶なボールを日向に打ってしまう



「日向の運動能力…中学の時から凄いよな…でも運動能力とは別に日向には"勝利"にしがみつく"力"がある気がする」




恵まれた体格

優れた身体能力



そういうのとは別の"武器"




「苦しい、もう止まってしまいたい」


そう思った瞬間からの"一歩。"



無茶なボールが上がる





『「"勝ち"」に必要な奴になら誰にだってトスをあげる、でも今のお前が"勝ち"に必要だとは思わない』


『おれ、もう負けたくないです』



影山の元へ落ちてくるボール


ゆっくりと影山はそのボールに両手を上げる



『まだ負けてないよ?』



そして影山はフワッとしたトスを上げた


何分も何分もレシーブを打って無茶なボールまで拾った


流石にもうスパイクを打つ気力なんて、と誰もが思う


でも日向は影山が自分の為だけに上がったボールをみて笑顔を見せた


あれだけ何分もレシーブしてた人とは思えないジャンプ


セッターからボールが上がるという普通の事が日向にとってはすごく特別なことだった



「おい。明日、"勝つぞ"」




─「最強の敵」だったなら

今度は「最強の味方」。



「あたっ当たり前どぅぁおエェッ」

「汚ぇ!」

「日向あぁぁぁ!」

「叫んでる場合じゃねぇ!鈴加水だ!」

「田中何か拭くものぉぉぉ!」




いい感じで終わらない金曜日の出来事。

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作者名:依鈴 | 作成日時:2020年3月16日 0時

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