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3話[鋭利な宣告] ページ25





第二体育館が見えてきた


鈴加は鉄格子から覗いてみると既に始まっていている様子が伺える

助っ人に呼ばれていることを報告しているとはいえ今日もまた間に合わなかった事に罪悪感を覚える

もう1人の3年生マネージャーもまだ来ていない

本来ならば2年の鈴加が率先してやらなくちゃいけないことを菅原さんとかがやってくれている

有り難さ半分申し訳なさ半分といった感じだ



…さっきまで鈴加を挟んで言い合いをしていた日向と影山は第二体育館が見えてきた瞬間大人しくなる

何かあったな、と理解した



鈴加が体育館の階段を1段足を掛けたところで"A"と影山に呼ばれる



「おまえセンパイ名前呼びすんなよ!!」

「うるせぇ!!黙ってろッ…!!」



振り向いたが中々話そうとしない

何かを言い出そうとして口ごもってる様子



「、、…お、俺たちキャプテンに───」

「───2人のポケットに入った"入部届"。」



影山の言葉に被せて言い放った

ギグっと肩が震えた2人



洞察力の優れた鈴加は状況判断が早い

今日向と影山の置かれている状況を把握すれば影山が考えていた"鈴加の説得"の手が無くなってしまう

影山は焦りを覚えた




「……部活始まっても主将(キャプテン)に提出してないって事は追い返されでもした?」



目を細めて2人の様子を見るにどうやら予想は当たっているようだ



ここに来るまでの間に何回言い争いをしたのか


こんな騒々しいメンバーが居たら集中どころか練習なんてやってられない


追い返されて当然の結果。



「誰かに説得してもらって入ろうとしている心づもりがあるなら尚更入れないよ。

そんな人達私でも要らない。

世の中そんな甘くないの嫌ってほど経験してきたんじゃないの?」


例えば日向の初の公式戦

例えば飛雄の中学最後の県予選決勝



だけど実際追い返されて当然の事を当然と思ってないからこうやって飛雄は私の手を借りようとしていたのだ

私が手を貸せば何の為に主将が追い返したのか、その意味を気付く事は一生なくなる



"手は"貸さない



「今の2人じゃ何日経っても部活に入れない。ちゃんと"何が必要か"それを考えた上で証明"する」


それが出来たなら上出来だ



「──飛雄、喧嘩してた状況でアドバイスまであげたんだから無駄にしたら肉まん奢らすから」



最後に頑張ってねと伝えて体育館に入る




単細胞が考える事

ロクなものないよね…多分

4話[問題児]→←2話[マネと試合]



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作者名:依鈴 | 作成日時:2020年3月16日 0時

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