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4話[王様と無名の逸材] ページ13




北川第一 22 ー 雪ヶ丘 7


打っても打ってもブロックに捕まる

見てる方もとてもいたたまれない


田中だって頭叩いて「"あいたー!また捕まった!"」って叫んでるから



でもあんなけギュンギュン動いて凄いな

見たところオレンジ色の髪の男の子以外は初心者だ

そんなメンバーを支えてよく頑張ってる



「ちゃんとしたセッターが居たらあの1番もっと活きるんだろうけどなあ」



対して北川第一 影山飛雄は周りの恵まれた面子(めんつ)をイマイチ活かしきれていない

影山"個人"の能力は申し分ないはずなのに、、



「───まるで、1人で戦ってるみたいだ」


主将は静かに告げた。



北川第一のサーブでまたもサービスエースかと思いきや男の子が取った

取ったと言っても後方に飛んでいった


取れることは限りなく不可能に近い

けど、オレンジ色の髪の男の子は取りに行く


だってボールがまだ"落ちてない"から。




──単純な事だ。

どんなに難しいボールだろうが追う理由は1つ

まだコートにボールは落ちていないから


どんなに劣勢だろうが戦い続ける理由は1つ

まだ、"負けてない"から



背番号1番の執着心に影山はゾクリとした



オレンジ色の髪の男の子が打ったボールは北川第一のブロックの指先に当たる

"ワンタッチ"これをカバーすればブロックアウトではなくなり新たに攻撃を仕掛けられる

けど、背番号6番は必死には取りに行かず途中で諦めた

雪ヶ丘中に+1点加算される



雪ヶ丘1番は奮闘してるけど崖っぷちなのは変わらず

ここからどう勝負にでるのか。



雪ヶ丘中のサーブはネットイン

取ったボールはまたコートに返ってきた



トスミスが生じたが反則はとられてはいないので辛うじてボールは上がった


でも上がった方向には誰も居ない








───ハズだった




それはほんの一瞬き


今左にいたはずのオレンジ色の髪の男の子


北川第一はマークしてた筈なのに



なんで(そこ)にいるのか



「マジか!打ったよアイツ…!」

「驚いたな…」

「あんなムチャぶりトスを…!」




しかし、審判の判定はアウト

白線をギリギリ越えていた





セットカウント2ー0


勝者:北川第一中学校



北川第一の人達は圧倒的な大差で勝ったにも関わらず表情は曇っていた

5話[未来への希望]→←3話[小さな少年]



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作者名:依鈴 | 作成日時:2020年3月16日 0時

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