＠１０６ ページ10
四番は少し押し黙ってから話し始めた
シジマ「わたしはあなたの苦悩を知っている。不安を、恐怖を、眠れない夜もそばにいたから。
それでもあなたは懸命に未来を信じて笑っていたけれど、望む未来は来ない。あなたは死ぬんです」
はっきりと言い切った
ネネ「やめて！」
『あっ…』
ネネはわたしの腕をすり抜けて四番にしがみついた
ネネ「やめて…やめてよぉ…。どうしてそんなひどいこというの…？！」
四島メイと自分が重なってしまったのだろう
四番はネネを突き飛ばした
シジマ「理解していただけなくて結構です。
言葉を尽くしたところでどうせあなたは納得しない。怪異と生者がわかりあうことなんてないですから。」
シジマ「わたしは、彼女を救わなくては」
ネネ「ダメ…！Aちゃん！」
『…ごめんね、わたしは見守るだけ』
ネネ「そんなっ…！」
ぐさりと音がした
でも、四島メイはまた間一髪で避けた
メイ「やー危ない危ない」
………
『四番へたすぎ』
シジマ「うるさいですね！」
よそ見してる隙に四島メイは四番をたくましく背負い投げした
横にナイフを突き立てる
メイ「あなたって、なんだかぁ…わたしのこと…すごく好きみたいですねえ」
シジマ「…は？」
その瞬間、空間が揺らぎ始めた
メイ「お人形さん！頼みましたよ！」
『うぇ？』
四島メイはネネを連れてどこかへ去っていった
シジマ「どうして逃げるんですか！？あなたのためのわたしなのに、どうして拒むんですか？！
ワタシは………」
四島メイは何も言わずに、ただ振り向くだけだった
『あれが四島メイの答えなんだよ。四番』
シジマ「なんで………ですか…」
『…まだ追いかけるつもり？』
シジマ「…もう、分かりません。彼女のことが。」
………
『わたしは四島メイのことも四番のこともなにも知らない。でも、あの2人がどこにいるかはわかるかもしれない。
最後に会ってみるのも悪くないかもよ？』
四番は顔を上げた
シジマ「どこですか…？」
『この世界の出口』
四番は目を見開いた
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咲楽 - ヤバイこれ読んでると顔がニヤける 更新頑張って下さい！応援してます！ (2022年1月8日 1時) (
レス) @page27 id: 5b8ca2bcc2 (このIDを非表示/違反報告)
ももいちご紅茶(プロフ) - すごい面白いです！読んでる時顔にやけます…w好きです！頑張って下さい！ (2020年9月11日 13時) (レス) id: 4935a83b89 (このIDを非表示/違反報告)
紗奈 - 面白すぎます！源最新楽しみにしてます！！もしよかったら兄との絡みが見たいです (2020年4月23日 1時) (レス) id: 0bf5c2ae4b (このIDを非表示/違反報告)
月 - あの……貴方様は神ですか? (2020年4月5日 2時) (レス) id: f2a5c7d6f6 (このIDを非表示/違反報告)
もっけちゃん(プロフ) - 最初の、生徒会長と花子くんの絡みのところからもう面白いです！更新楽しみにしてます！ (2020年3月20日 23時) (レス) id: 5bc881e2a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらき | 作成日時：2019年8月27日 15時
