38話 ページ46
須永｢百瀬…｣
百瀬｢須永…くん。静かに出てきたはずなんだけどまた起こしちゃったかなぁ｣
須永｢いや、俺も寝れなくて…やっぱ寝れねぇよな。｣
百瀬｢…うん｣
僕の近くに来て座ってきたので僕は少し距離をとった。けど彼は気づいてしまったらしく…
須永｢なんでよけんだよ｣
百瀬｢いや…だって｣
須永｢いえよ ｣
百瀬｢お、お風呂…入ってないから…｣
そう。3日もお風呂に入っていない。
変なダンスを踊らされたり、緊張で汗が出てしまったりして近くに来られると困るのだ
須永｢別に気にしねぇよ。俺だって入ってねぇしみんな同じだろ｣
そういって距離を縮めてくる須永くん。
須永｢それよりさ、お前またなんか一人で考えてんだろ。｣
百瀬｢…うん。考えても分からないんだ。
ぶっきー先生が何考えてるのか、本当にみんなが死んじゃったのか…
考えても考えても分からなくて…自分を責め立てても心が辛くて寝れないんだよね…｣
須永｢そっか…そっか｣
なぜか微笑んで僕の話を聞く須永くん。
百瀬｢なんで笑ってるの…？｣
須永｢あ、わりぃ…悩んでるのに。でも嬉しかったんだ。
百瀬が俺を頼ってくれて。
相変わらず自分を犠牲にしたり自分の責にするけどさ、俺が頼れって言わなくても頼ってくれて嬉しかった｣
百瀬｢…ほんとだ。なんか自然と頼ってた…須永くんのこと｣
須永｢もっと頼ってもいいんだからな…！｣
そういうと頭をクシャッとされた。
百瀬｢なんか須永くんといると落ち着くなぁ。
昨日一緒に寝た時もすぐ寝れたし…
僕さ、須永くんのこと…｣
須永｢…あぁ…｣
百瀬｢お兄ちゃんみたいだなぁって思う。世話焼きのお兄ちゃん｣
須永｢は、はぁ！？｣
僕がそういうと須永くんは顔を赤くして呆れた顔をしながら軽く殴ってきた
百瀬｢いてっ。え、なんで〜｣
須永｢別になんでもねぇよ！ほら、寝るぞ！｣
首根っこを捕まれ無理やり教室に連れてかれて、あっという間にさくらの隣にきた。
須永｢…おやすみ。またなんかあったら起こせよ｣
そう言って甲斐くん達の隣で彼は眠りに入っていった。
明日は四日目…今日みたいなことが起こらないようにしなきゃ…
そう思いながら眠りに入った
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林檎(プロフ) - ayuさん» コメントありがとうございます！須永くんカッコイイですよね…。更新できるようにがんばりたいと思います！ (2019年2月24日 9時) (
レス) id: c547f745a7 (このIDを非表示/違反報告)
ayu - コメント失礼します！私も須永くんが好きなので、この作品の続きが気になります！更新応援してます！ (2019年2月24日 1時) (レス) id: e1359604fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：林檎* | 作成日時：2019年2月23日 23時
