番外編 ページ37
百瀬｢相手を好きだ…もっと知りたいって思うのはいい事です
でも、相手の許可無しに盗撮したり尾行したりそれは違うんじゃないんですか｣
｢何が違うのよ！｣
百瀬｢盗撮した写真をわざわざ家に送ったり、相手を不快な思いをさせるのは違うんじゃないんですか
見て欲しいなら正々堂々真正面から向き合えばいいんですよ｣
｢それでダメだったら…｣
百瀬｢アタックし続けるか諦めるしかないですよねぇ
アタックするなら度を超えないように…
諦める時は我慢しないで泣いて…また新しい恋を見つければいいんです｣
百瀬がそういうとストーカーはしばらく黙ってしまった
｢一目惚れで初恋なの。最初は見てるだけで良かった
だけどだんだん思いが溢れてきて苦しかった。ストーカーが止められなかった
あなたの言う通り私、間違ってた｣
がシャン！
そう言うと彼女は持っていたカメラを思いっきり地面に投げつけて壊した
｢須永くん…ずっと好きでした。今までごめんなさい｣
そう言ってストーカーは帰って行った
涙を流していたけれど、とてもスッキリとした顔をして気がする
百瀬｢これで解決だねぇ。あ、もう出てきていいよ〜｣
石倉｢おいおい…俺達が来た意味なかったじゃねぇか ｣
甲斐｢すげぇ平和的解決だったな｣
中尾｢よく話しただけで解決したよね…｣
百瀬｢三日間一緒に登下校してた時あの子だって思って…
ほんとにガチでやばい人だったら登下校中になにかしてくるけど何もしてこなかったから話すことで止めてくれるんじゃないかなって
それに、無理やり甲斐くん達が取り押さえたら逆に逆恨みとかしてくるかもしれないから今回は大人しく見ていてもらったんだよ｣
｢｢すげぇな…｣｣
ほんとここまで考えて行動できるのはすごいと思った。
テキトーマイペースなんて言われてるけど本当は頭が良くて周りを見れるヤツなんじゃないかって
百瀬｢それじゃあ終わったことですし帰りますかぁ｣
石倉｢そうだな…学校もあるし帰るか〜｣
甲斐｢いつも遅刻してる奴が言うセリフか｣
中尾｢確かに｣
みんなが帰るために歩き出した
須永｢なぁ…百瀬！｣
百瀬｢なぁに？須永くん｣
須永｢今日はありがとう…今度はさ彼女役とかじゃなくて…普通に遊びに行かないか？｣
百瀬｢しょうがないなぁ奢ってねぇ｣
なんてこと言う百瀬の後ろ姿を見て俺は笑みを浮かべながらみんなの後について行った
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林檎(プロフ) - ayuさん» コメントありがとうございます！須永くんカッコイイですよね…。更新できるようにがんばりたいと思います！ (2019年2月24日 9時) (
レス) id: c547f745a7 (このIDを非表示/違反報告)
ayu - コメント失礼します！私も須永くんが好きなので、この作品の続きが気になります！更新応援してます！ (2019年2月24日 1時) (レス) id: e1359604fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：林檎* | 作成日時：2019年2月23日 23時
