29話 ページ32
柊「景山はお前を恨んじゃいなかった。｣
宇佐美｢うそだ！｣
百瀬｢嘘じゃない…嘘じゃないよ｣
そんな僕を見つめる宇佐美ちゃん。ちゃんと伝えなければいけないからしっかりと彼女の目を見る
百瀬｢嫌がらせされてたこと…相談されたことがあった。
僕がそいつ誰？僕が直接やめて欲しいって伝えてくるよって言ったら澪奈なんて言ったと思う？
『私がいけないの』って『何も言わずに香帆を拒んで…ちゃんと伝えればよかった』って『友達が欲しかった』って。
『私は香帆と本当の意味での友達になりたかった』って言ってたよ。
澪奈は宇佐美ちゃんのことを友達と思ってた。友達としてちゃんと向き合おうとしてたんだよ｣
すると宇佐美ちゃんは泣き崩れてしまった。
それでも追い打ちをかけるように先生が話す
柊「いいか宇佐美、お前はそんな彼女の気持ちを踏みにじったんだ。
それが痛みだ。その痛みを、一生忘れんなよ！」
茅野「澪奈がこれをくれた時、言ってたよ。
私の大切な友達が好きなキャラクターなんだって。
澪奈はずっと友達だと思ってたんだよ」
てんとう虫の青いハンカチを見せながら宇佐美ちゃんに話しかけるさくら。
時間はまだかかるけど宇佐美ちゃんはきっと向き合うことが出来るだろう
柊「今日の授業はこれで終わりだ。お疲れ様」
せんせいは頭を下げ、扉へ近づく。
逢沢「待ってください！景山が自 殺した理由が分かったんだから、僕達を解放してください」
百瀬｢それはまだなんじゃないかな…｣
逢沢「どういうこと？」
百瀬｢宇佐美ちゃんは投稿して炎上させたけど…この動画を作ったわけじゃないから｣
柊｢あぁそうだ。
あの動画を作ったのは別の人間なんだよな？
誰がどういう意図で作ったのか、それが分かるまでは俺の授業は終わらない｣
そう言うと先生は美術室へ戻って行った
・
・
須永｢なぁ百瀬…ちょっといいか｣
さくらと宇佐美ちゃんのところに行こうとすると須永くんに呼び止められてしまった
そこには真壁くんや里見くんなどがいた。
もしや…
里見｢いまから中尾のことぶっきーに聞きに行こうと思ってるんだ。一緒に行かないか｣
百瀬｢僕も気になってたんだよね。行ってもいいかな｣
甲斐｢じゃあいくか｣
そして僕達はぶっきー先生の後を追っていった
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林檎(プロフ) - ayuさん» コメントありがとうございます！須永くんカッコイイですよね…。更新できるようにがんばりたいと思います！ (2019年2月24日 9時) (
レス) id: c547f745a7 (このIDを非表示/違反報告)
ayu - コメント失礼します！私も須永くんが好きなので、この作品の続きが気になります！更新応援してます！ (2019年2月24日 1時) (レス) id: e1359604fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：林檎* | 作成日時：2019年2月23日 23時
