【土方歳三】山南妹、京を奔走中！？ (ページ29)

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第二十九ページ29

ー後日、Aー

貴方「ん…？文机の上に何か…」

ー今宵、亥ノ刻。枝垂れ桜の前で待つー

(※亥の刻＝今の22時)

貴方「ひじ…かたさん…？

筆跡的に…亥の刻…まだ時間はある

いったいなんだろう…」

総司「あれ、A？」

ﾋﾞｸｯ！

貴方「な、なに…？」

総司「それ、何？」

貴方「な、なんでもないよ！」

総司「ふーん…」

文を後ろ手に隠すA

総司「行くなら気をつけて行きなよ」

貴方「ひぇ…(なんでバレて…)」

総司「(ようやく動くんだ…土方さん

きっと成功するだろうな…)」

貴方「総司…？」

総司「じゃ、僕は行くから」

ﾊﾟﾀﾝｯ

ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ

総司「っ…僕だって…僕だって

好きなんだよ…Aのこと…っ！」

ﾀﾞﾝｯ！！！

涙を流しながら壁を殴りつける沖田

山崎「沖田さん…」

斎藤「アイツは優しいからな

Aが困るようなことはしたくないのだろう」

山崎「沖田さんにも、幸せになって

欲しかったですね…」

斎藤「あぁ、良く今まで耐えてきた」

山崎「Aの幸せを願い、2人を

近付けようと力を尽くしていたのは

沖田さんですからね…辛かったに

決まってます」

斎藤「支えてやらねばな」

山崎「はい、自分に出来ることなら何でも」

斎藤「ふぅ…金平糖でも買ってきてやるか」

山崎「じゃあ俺はお茶を用意します(苦笑)」

斎藤「迷惑を掛けるな、山崎」

山崎「いえ、沖田さんの為ですから」

ーーーー

山崎くんと総司は犬猿の仲

だったけど、なんやかんや

仲良く出来ると信じてる主による小説

(こうなる予定じゃなかった)