【土方歳三】山南妹、京を奔走中！？ (ページ25)

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第二十五ページ25

(回想)

土方『(もうすぐ…夢を叶えられる…

だが、それにはAを置いてくしか…)』

その頃のAは剣術を

磨いているにしろ、女物の格好をして

生活をしていた

土方『(Aと近藤さん。どっちかを

選ぶなんて俺には到底…)』

？『おーい！そこの若い兄ちゃん！』

土方『！』

店主『愛する女に簪でもどうだ？』

土方『簪…(アイツに…買っていこう)』

ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ

土方『(桜の簪…)これをくれ』

店主『まいどー！』

ﾁｬﾘﾝｯ

ｻﾞｯｻﾞｯｻﾞｯ

土方『(離れたく…ねぇなぁ…)』

ー別れの時ー

貴方『気をつけてね、皆』

総司『A…』

ガバッ…

貴方『わっ…総司…』

ｷﾞｭｯ…

貴方『元気でね…怪我しちゃ駄目だからね』

総司『Aこそ風邪には気を付けてね』

山南『A』

貴方『兄様』

山南『あなたなら、斬られる心配は

無いと思います。ですがくれぐれも

気を付けてくださいね』

貴方『当然です、兄様』

近藤『さぁ、そろそろ旅立つ時だ』

土方『A』

貴方『！はい』

土方『…やる』

ｽｯ

貴方『これは…。！簪…』

土方『お前に、似合うと思ってな…』

貴方『っ…ありがとうございますっ』

土方『元気でな、A』

貴方『待ってください…！』

土方『ん？』

貴方『私からは…拙いですけど

持って行ってください』

ｽｯ

土方『！守りか…』

貴方『どうかお気をつけて…』

ﾜｼｬﾜｼｬ…

土方『大丈夫だ。そんな顔しなくても

ちゃんと帰ってくる。気長に待っててくれ』

貴方『いってらっしゃい。道中

お気をつけて(泣笑)』

ｻﾞｯｻﾞｯｻﾞｯｻﾞｯ