三角形。【Ryosuke × Kei】

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『え、…………伊野尾くんが？』







奈菜『うん……考え直してくれたみたいでさ…！』







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『そっか……』







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奈菜『でね、昨日電話くれたんだっ』







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カフェラテを飲みながら話す奈菜。







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伊野尾くんが、そんなこと言ったなんて。







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奈菜のこと、別に好きじゃないって言ってたのにな…







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奈菜『だから、これから頑張ろうと思って！』







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奈菜『Aにも、応援してもらわなきゃね♪』







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『うん、…………』







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私は伊野尾くんのこと、

どうも思っていないはずなのに。







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逆に伊野尾くんも、私のこと

どうも思っていないはずなのに。







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『友だちから、か…』







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そんな状況に素直に喜べないのは、







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胸の奥に、何か引っ掛かるものを感じたのは。







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このときは、なぜだかなんて分からない。







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