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次の日
『昨日の安田さんといい雰囲気でしたねっ！』
開口一番、後輩ちゃんに結構なボリュームで言われて焦る私。
『いや、そんな事無いよ』
『えーー、電車で仲良さげでしたよ』
わかる。
傍から見たら
私だってそう思うよ。
『ちゃんと彼氏いるからって断ったよ』
『んー、勿体ないです』
『いや、彼氏いたらさ断るよ』
『イマドキ彼氏が居たって遊ぶ人ごまんと居ますよ』
『はは……』
力無く笑った視線の先に
キーボードを叩き続ける無表情の忠義。
……聞かれてたかな。
昨日も電話しなかったしな。
今日の夜はうちに泊まりに来るはずだから
そこでちゃんと話せばいっか。
金曜日は
忠義が私の家に泊まる事が多かったけど
最近私の家に泊まりに来る事も増えていた。
仕事終わって
1度家に帰り着替えて私の家に来た忠義。
「お邪魔します」
『あ、メガネ無いの新鮮』
「ブルーライトカットやし、普段はせえへんわ」
グレーのパーカーとジーンズでやって来て
玄関でスニーカーを雑に脱ぎ捨てると
リビングのソファに座った。
私も隣に座る。
『ごはん食べた？』
「食べてきた」
『そっか』
「…A」
『ん？』
「ホンマに手ぇ出されてへんよな？」
『は？』
私の肩を抱き
引き寄せてそんな事を聞く。
『何もないよ』
「めっちゃアプローチしてきてたやん、アイツ」
『あいつ、って忠義より年上だよ』
「ええねん、アイツ上司やないし」
「”電車で仲良さげ”ってのは？」
『…………』
即答出来ない。
壁ドンされて耳元で口説かれたなんて。
言えなさ過ぎる。
「…A」
『えっと、後輩ちゃんがそう見えただけなんじゃない？』
「……………へえ」
忠義が私の右手を掴む。
そのまま手の甲を舐めた。
「居酒屋で、手ぇ繋いでたの知ってるで？」
『いやあれは、安田くんが勝手に…』
「すぐ振りほどいたら良かったんちゃう？」
私を真っ直ぐ見て
手の甲を舐め続けて
やがて人差し指を口に含んだ。
「………んで、電車で何があったん？」
『なにも、ないってば』
「ふーん、言わへんねや」
かぷ、っと
指先を噛まれて
私は背中が粟立つ。
『ただよし？』
「A、隙が多すぎちゃう？」
指先を噛まれては吸われ
柔らかい忠義の舌に絡まれて
私は動けなくなった。
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sangozygo(プロフ) - remonさん» 全然知らんのよ………（笑）とりあえずこっち極めるわ（早く書きなさい） (2022年4月10日 19時) (
レス) id: 26b90fc318 (このIDを非表示/違反報告)
remon(プロフ) - sangozygoさん» さんごさんもきてー笑笑 (2022年4月10日 19時) (レス) id: 3350c172a4 (このIDを非表示/違反報告)
sangozygo(プロフ) - remonさん» お気に入り登録したよ（笑）どの世界でもレモンさんのおはなし読めるのうれぴー (2022年4月10日 19時) (レス) id: 26b90fc318 (このIDを非表示/違反報告)
remon(プロフ) - sangozygoさん» 流石さんごさん！私ちょっと別の世界に行ってきたんだよ。それがけっこう楽しくてさんごさんに報告してみた！ (2022年4月10日 19時) (レス) id: 3350c172a4 (このIDを非表示/違反報告)
sangozygo(プロフ) - remonさん» やったー！！！何となくそんな気がした！！（笑） (2022年4月10日 19時) (レス) id: 26b90fc318 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sangozygo
| 作成日時：2020年5月20日 18時
