フレンチトースト 5 (緑)

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緑side


錦「ちゃんと最初からそうやって
言うてくれたら良かったんやて」



横「ホンマやで」




丸「章ちゃんごめんなぁ。俺、全部みんなに言うたわ。黙ってられへんかった」



安「…まるぅ」







村「俺もアイツに連絡してみるから心配すな」


え？

どーゆうこと？？






横「ヒナ、何それ…聞いてへん…」



渋「…俺も…」






丸「彼女の連絡先分かる？」



安「…変わってなければ」



丸「変わってへんよ」




丸ちゃんが俺に合図を送る。




大「すいませーん。
1人降りるんでどっかで停めてくださーい」



亮ちゃんに腕掴まれて
ドアの近くへ連れてかれるヤス。




丸「これ、章ちゃんの荷物な。

あ、雨やで傘も」


丸ちゃんにリュックサックと
ビニール傘をポンと渡されるヤス。


みんなヤスの方見とる。



ヤスの顔付きが柔らかくなって


にぱって笑ってバスを降りてった。



頑張れヤス。

上手くいくとええな。



ヤスを降ろして
すぐバスが走り出す。




渋「ヒナ…ちょっとはなし…聞かせてもらおか？」



横「アイツってだれ〜？」



村「…まぁ、まぁ、俺の話は後日と言うことで…」




渋「あかん！話せやコラ！」


横「逃げ切れると思うなよ！」




丸ちゃんがはぁーっと息を吐いた。



大「お疲れ様やったね」


丸「あとは章ちゃん次第やなぁ」


錦「うまくいくやろ」



丸「そうやなぁ」




大「なんか腹減った…」




錦「ラーメン行こうや、俺まだ連れてってもらってへんよ」



丸「俺もラーメン食いたいなぁ」



今日、札幌やから
Aちゃんおらんなぁ。



んーー、どうしよ。




大「じゃ、3人で行く？」






Aちゃんの居ないお店。

今日は3人だからテーブルに通してもらった。



…会いたいな。

…札幌かぁ。



ピコンッ。



AちゃんからLINE。





今日最終の飛行機で帰るね。って。



えっ。今日帰ってくるんや。




23時30分空港着く予定…。




…会えるかな。



…迎えにいこうかな。

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