フレンチトースト 5 (緑)

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ピンポーーン





大「まさか！あいつ今日来るな言うたのにっ！」



えっ？

たーくん？

どしたの？？

誰？


まさかの女？






ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン。
ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン。


鳴り止まないチャイム。

耐えかねたたーくんが

玄関を開けると




「ちわ〜！」って安田くんが来た(笑)




大「ちわ！やあらへんわ。Aちゃん来とるんやで帰って」




安「えっ。あっ。そ、そうやったっけ？？」




大「ちゃんとLINE入れたやろっ！帰れ。シッシッ」



安「ええーー。大倉の分も買ってきてん」



大「え？何を？」




安「行きつけの居酒屋の塩唐揚げと揚げ出し豆腐とホッケの干物と焼きおにぎり」



大「ぐっ…。まじか…ええとこついてくるな」





安「しかもお茶漬けにできるように出汁ももらってきてん」





大「…金払うで全部置いて帰って」




安「いややーーー」



「ねぇ。このやりとりいつまで続くのかな？(笑)」



安「Aちゃんこんばんは〜。食べる？」




「いただきます♡」



安「ほれ、大倉、箸ちょーだい」



大「お前の分の箸は無いわっ」




安「うわぁ。酷ない？せっかく買うてきたのに…」



大「食べたら帰れよっ！」




「えっとー、話が見えない」



大「ヤス、隣に引越ししてきおった」


安「お隣さん♡」



「えっ。ホントに倉安出来てんの？」



大「コラ、出来とるわけないやろ」



安「うん。俺、彼女おるしなぁ。ご遠慮しとくわ」



大「え。なに？その俺が振られた感」





「ホントに安田くん隣に引越してきたの？」



安「ほんまやで♡」



大「こいつ、彼女の部屋もついでに別に借りとんやで」



「えっ。なにそれ」




安「ええやろ〜」



大「ヤスの彼女、いつ引越ししてくるん？」





安「んー、来月か再来月までには？」



「へぇ。凄いねぇ」



大「…」



安「Aちゃん、俺の彼女こっち来たら紹介させてもらうな？」



「はい♪」

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