46話 ページ10
ケイジ｢君は…それほどまでに、サラちゃんを……｣
カンナ｢……はい…｣
ケイジ｢ねぇ、カンナちゃん……サラちゃんの身代を交換したのは…君なんじゃないの？｣
カンナちゃんは無言のまま、ただ静かに涙を流している。
カンナ｢……｣
ケイジ｢君は勝者の間のもしもしボックスを使わずに、3階まで戻ってきて交換をしたんだ｣
Qタロウ｢お…おい、それじゃあまるで…カンナは……サラを守るために…身代を奪ったって言うんかじゃ……！？｣
ソウ｢あはは…くだらない推理だね…そんなの全然…｣
カンナ｢いいえ、全部合ってます…｣
ソウ｢バ…バカ…！！何も言うな…！！｣
カンナ｢5回目の交換は……カンナが行いました｣
ソウさんは焦り、私の事を眼だけでチラりと見てきた。だが、私は焦らず静かに首を横に振った。
カンナ｢もう真実は……隠せませんね｣
ソウ｢カン…ナ……！！｣
・
・
Qタロウ｢最悪な…結末ぜよ……！！｣
レコ｢自己犠牲なんて…カンナ……！！｣
ケイジ｢ソウ…君はどこかで察してたんじゃないか？｣
ソウ｢……｣
ケイジ｢だから…カンナちゃんへ投票させようとしていた｣
ソウ｢うるさい……｣
ケイジ｢それしか……カンナちゃんの生き残る方法はない｣
ソウ｢ボクは…！｣
『そんな話をするのは……まだ早いんじゃないですか？』
サラ｢ぇ……、？｣
ソウ｢Aさん……｣
私はニコリと笑い、カンナちゃんへ視線を向けた。
『カンナちゃんは…まだ言いたいことがある様ですよ』
カンナ｢……！！｣
レコ｢カンナ……？｣
『カンナちゃんのあの眼を見てくださいよ。本当にその作戦がバレて、助かる道が途絶えた人間は……あんな』
美しい眼はしませんよ
その言葉で、一斉にカンナちゃんへと視線は注がれる。
かく言うカンナちゃんは、私と視線を絡ましていた。
カンナ｢Aさん……｣
『どうしたの？まだ言いたい事があるんでしょ？』
カンナ｢はい……！！みなさん、カンナの話を…よく聞いてもらえますか…？｣
ソウ｢……？｣
カンナ｢5回目の交換で、カンナは自分のカードとサラさんのカードを入れ替えました。脱出がもうできないって知ってから……どうしたらいいのか、分からなくなって……その上、Aさんまでいなくなってしまって｣
『(え、私も？)』
カンナ｢カンナは…スマホを見たんです。お姉ちゃんの言葉を見ると、心が落ち着きました｣
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Rukia (ゆっくりゆる) - な、なんで……ソウさん×すんっ?! いくら面白くても許せんわ(誰目線) (2021年2月27日 18時) (
レス) id: 2e12baa0e6 (このIDを非表示/違反報告)
トギリ(プロフ) - 匿名さん» ありがとうございます！課題！！もう頑張りました！！これからも更新頑張りますね！ (2020年9月2日 22時) (レス) id: 735f3d0df8 (このIDを非表示/違反報告)
トギリ(プロフ) - 桜彩さん» ありがとうございます！！楽しみだなんて言って貰えて作者は禿げることしか出来ません(？？)！！ (2020年9月2日 22時) (レス) id: 735f3d0df8 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - トギリさん» お帰りなさい！！(( 課題お疲れ様でした！更新嬉しいです…！ これからも応援してます！ (2020年8月31日 23時) (レス) id: cc998c0500 (このIDを非表示/違反報告)
桜彩 - 続きが楽しみです！頑張ってください！ (2020年8月31日 22時) (レス) id: 193d98d6bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トギリ | 作成日時：2020年7月28日 18時
