72話 ページ36
ケイジ｢PTSDには色んな症状があってね……その中には、``精神年齢が途中で止まってしまう症状``もあるんだ｣
ソウ｢まさか……｣
ケイジ｢オトネは、母親から受けた虐待のせいで……恐らく10か11そこらで、精神年齢がストップしちゃったんじゃないかな？｣
サラ｢そんな……！｣
サラ達はAと喋っているであろうオトネへ視線を向けた。確かに……今のオトネはまるで純粋な女の子の様な姿だった。
｢｢……｣｣
ハンナキー｢お、お話中すみません……｣
突然、水を差すようにハンナキーが話に割り込んできた。
ハンナキー｢オトネさんのせいでだいぶ時間が押されてしまいましたが……投票がまだ残っています｣
｢｢！！｣｣
『｢……？A、何の話ししてたの？｣』
ハンナキーと会話しているみんなの事が気になったのか、オトネは私に何があったのか聞いてきた。
(あんた、聞いてなかったの？……投票だよ。最後のね……オトネ、私と変わって)
『｢え、なんで？？私まだこっちにいたい｣』
(ダメ。この話に私は参加しないといけないんだから)
『｢……Aのケチんぼ｣』
(好きなだけ言え。私はそっちに出るからな)
『｢え！？そんn((……｣……はぁ、疲れた』
((……………っ酷いじゃん！！A！！))
『うっさい。黙っとけ』
((黙るわけないじゃん！！もしサラちゃんが殺されでもしたらAのせいだからね！！))
『うるさいな……頭が痛くなるだろ』
((じゃあもっと頭が痛くなって、悪くなればいいんだよ！！Aのばぁか！！))
そう言ってオトネは拗ねてしまったのか、一言も喋らなくなってしまった。しょうがないと思った私は、討論をしているみんなの元へ向かった。
たが、私とオトネが話している間に、話は進んでいたようだ。
『(いつの間にこんなすすんじゃったんだよ)』
私が何故そう思ったのか……それは、ソウさんが…とても取り乱した表情をしていたからだ。
カンナ｢わかっているはずです！！ソウさんとカンナ……どっちが不要か……！｣
レコ｢バカ！そんなの…！！｣
みんなが話している時、私は静かに考えていた。
ソウさんが生きるのか…死ぬのか……一体どちらなのかを。
そもそも、私がソウさんにカンナちゃんを守るよう脅したのは原作が少しでも変わらないようにする為。
ソウさんの本名である月見 真をネタにゆすれば、少なくともこのメインゲームが始まるまでは、原作の通りになる。そう思ったからだ。
だが……
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 83人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Rukia (ゆっくりゆる) - な、なんで……ソウさん×すんっ?! いくら面白くても許せんわ(誰目線) (2021年2月27日 18時) (
レス) id: 2e12baa0e6 (このIDを非表示/違反報告)
トギリ(プロフ) - 匿名さん» ありがとうございます！課題！！もう頑張りました！！これからも更新頑張りますね！ (2020年9月2日 22時) (レス) id: 735f3d0df8 (このIDを非表示/違反報告)
トギリ(プロフ) - 桜彩さん» ありがとうございます！！楽しみだなんて言って貰えて作者は禿げることしか出来ません(？？)！！ (2020年9月2日 22時) (レス) id: 735f3d0df8 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - トギリさん» お帰りなさい！！(( 課題お疲れ様でした！更新嬉しいです…！ これからも応援してます！ (2020年8月31日 23時) (レス) id: cc998c0500 (このIDを非表示/違反報告)
桜彩 - 続きが楽しみです！頑張ってください！ (2020年8月31日 22時) (レス) id: 193d98d6bf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：トギリ | 作成日時：2020年7月28日 18時
