【キミガシネ】いい加減家に返せよって思います

53話 ページ17

『(本当に、最悪だ……私のせいで、原作が大きく変わってしまった)』


私の心は今までにない程沈んでいる。


レコ｢とりあえず、今は争っている場合じゃないんだ。ギン、頼むがその黒板に書いていた名前とこの紙に書いてある名前を照らし合わせてくれ｣

ケイジ｢ごめんねサラちゃん｣


ケイジさんはそう言ってサラちゃんが持っていた紙をとり、ギン君へ渡した。

ギン｢わ、わかったニャン……えっと、まず名簿に乗っていない人達が……カイ、ソウ、クギエ、ジョー、ナオ、Aの6人で、その5人を除く……あれ？！｣


｢月見 真(ツキミ シン)と、オトネ……この人達だけ黒板に載ってないニャン！！｣

Qタロウ｢ん？だが待てよ……ガシューは21人って言ってたよな…じゃあ、`2人`多くないか？これじゃあ計算が合わなくて、ぐちゃぐちゃぜよ！！｣

レコ｢じゃあコイツらは…何者なんだ！？｣

サラ｢そうか、月見 真とオトネは……仲間の内の誰か……！！黒板の名前を、偽名に書きかえたんです！！｣


『……』

カンナ｢そんな…！！｣




ケイジ｢なるほど……ね。面白い…その線で推理すると、月見 真とオトネは…既に判明してる｣

『(ケイジさん……)』

Qタロウ｢な、なんだとおぉぉぉ！？｣




『(これだから、サラちゃんとケイジさんは敵にまわしたくなかった)』




切実に……



ケイジ｢サラちゃん…落ち着いて整理しよう。紙の名簿が、すべて本名だとしたら…本名が判明してない人達がいるよね｣


サラ｢……紙の名簿に書かれていない。カイ、ソウ、クギエ、ジョー、ナオ、Aの内の誰か…！！｣

ケイジ｢そういうこと…さ｣


あぁ……私、


『(今日が命日かな？……)』



Qタロウ｢なら、6人の名前について話し合うぜよ！｣


Qタロウの言葉でAを含む6人の名前について、話し合いが始まった。



ナオ｢私は本名です！ミシマ先生からずっとナオさんと呼ばれていましたよね！｣

『私の名前も本名です。ガシューや他のフロアマスターだって、私のことをAさんと呼んでたでしね』

ソウ｢ボクだって本名さ。景品交換所にも僕の名前が書いてあったでしょ？｣

カンナ｢クギエは……カンナのお姉ちゃんの名前です……！｣

ギン｢ジョー兄ちゃんが偽名だったら、サラ姉ちゃんにすぐバレるニャン！｣

Qタロウ｢カイの名前は、パソコンにあったメールの送受信記録から、本名で間違いないハズぜよ！｣



サラは考えていた。どの名前が本名で、偽名なのかを……

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