第十四話 ドワーフ王ドワルゴの登場 2 ページ30
リムルさんは不機嫌そうな顔で「ていっ」という声と共に私の手に触れているドワルゴさんの手を払おうとした。しかし、その手はリムルさんが触れる前に離される。
「ハッハッハッ!!そう威嚇するなスライムよ。ほれ、ベスターも一緒だ。
きっと、お前達の役に立つ。」
そう言うが、○○○ジンさんはまだ理解出来ていない様子だった。
「俺の一存で、立ち入り禁止と言ってお前達をドワーフ王国から追い出したからな。俺の方から出向いただけの事。ベスターのヤツも、お前達の件の画策の責任を取らせ、王宮への立ち入り禁止を申し渡した。で、有能なコイツが遊んでいるのも勿体無い話よ! だから、連れてきた。」
「だから連れてきた!じゃないでしょう!? そんな、王よ。ご理解されているのですよね?」
○○○ジンさんは珍しく焦っているように見られた。根は凄く真面目な方なのだろう。
○○○ジンさんは必死に王に問い詰めているのだった。
ーー
ドワルゴさんと○○○ジンさんの話を聞いていたが、本題はおそらくそこではないだろうとふと感じた。これはただ単に私の感なのだが。
「ドワルゴさん、お話中申し訳無いのですが
本当に此処に来た理由を教えて頂いてもよろしいですか?」
ドワルゴさんは私の発言で、おぉ忘れておったわ…と言った。
久しいなと言っていた位だ、二人に会えたことが嬉しかったのだろう。
「フン。良いか、聞くのだ。お前達が、ここにいるならば、ここが技術の最先端であるとも言える。
判るか?ドワーフ国、国王としてではなくお前達の友として、興味があるのだ。良いか?
ドワーフ王国は、今日この日を以って、ここと正式に相互不可侵条約を結ぶ!
だが、それは建前。裏で本当に結びたいのは、相互技術提供条約だ。
これは、何があっても表に出す事は出来ん。どうだ? 二つの条約、結ぶ気はあるか?」
リムルさんを真剣な眼差しで見つめ、言った。
リムルさんは、願ったり叶ったりと思っているような表情(カオ)だった。
貴方の好きなようにしたらいいよ、そうすれば民は幸せになるから。
こうしてジュラの森大同盟は、魔物の街” テンペスト ”という名の国が出来たのだ。
ーー
山北です、今日はなんと出勤しなくていいという急な会社からの伝言…を受け
ずっと下書きを書いておりました。ぴの様、○○○ジンがガイジンになっているというご指摘ありがとうございます。
第十四話は大まかに纏めてしまっていて解りづらいかも知れません。すみません
220人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「転生したらスライムだった件」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
朱里(プロフ) - 続けてすみません。第十三話のエレンの名前が〇〇〇になってます。意図的だったらすみません (2021年12月11日 19時) (レス) @page27 id: 1848b8e1d2 (このIDを非表示/違反報告)
朱里(プロフ) - 楽しく読ませていただきました!第四話から出でくる〇〇〇ジンとはどのキャラですか? (2021年12月11日 19時) (レス) @page7 id: 1848b8e1d2 (このIDを非表示/違反報告)
山北(プロフ) - ユトさん» ユト様→ご指摘ありがとうございます。訂正致しましたのでご覧になってまた違和感がありましたらご指摘お願い致します! (2019年4月14日 19時) (レス) id: 79f5829be5 (このIDを非表示/違反報告)
ユト(プロフ) - とても面白いです!あと、ミリムの名前は、ミリム・ナーヴァですので訂正お願いします。 (2019年4月13日 6時) (レス) id: 7c4b452e79 (このIDを非表示/違反報告)
山北(プロフ) - 暇人114514号さん» 暇人114514号様→いつも読んで頂き有難う御座います。名前が同じとは光栄です笑 また、更新していくのでもしよろしければ又宜しく願い致します笑 (2019年4月4日 17時) (レス) id: 760c82b915 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:山北 | 作成日時:2019年3月20日 0時