第七話 決心と成長 ページ11
はじめに、シオンが口を開いた。
「A様、先ほどのことですが…。」
やはり、彼女たちは怒っているのでいるのであろう。
私が無意識に出た発言が怒りを買ったのだ。
「私達には豚頭族に襲われた際守る力がなかったのです。それは今でも悔やんでいます。
もちろん、豚頭族に対する復讐の気持ちは変わりません。しかし、今は違います。
私達には、リムル様という素晴らしい方がお側についています。主観的な私達よりも、
より客観的にご意見を頂いたことに感謝をしたいのです。どんな種族でも、、
守るべき者が在ること。大事な会議に発言をして頂いたことにこそ意味が在る。」
” そう思いました。 ”とシオンは言った。私は驚きが隠せなかった。
彼らは成長しているのだ、リムルと共に歩むという運命を決心しているのだ。
私は彼らを勘違いしていた、前に進もうとしている彼らを。
「あの場面で言うべき発言では無かった、そう感じました。
何故なら貴方方を傷つけてしまうから。だから、不安でした。」
ベニマルは、強く何より暖かい目で私を見つめた。
「俺達にはリムル様がいるから。もう大丈夫だ。」
彼らの成長は、リムルさんも予測していたのだろうか。
いや、してないか。否、むしろ敢えてしなかったのだろう。
「お強くなりますね、ベニマルさんもシオンさんも。私は貴方方に会えて光栄です。
私は、まだあの時から進んでいないの。だから、私も成長しなきゃね。」
最後の一口を吸い、彼らの方を向いて笑う。
すると、二人は幼い子どものように笑い頬を赤らめた。
きっとリムさんは皆にこういう顔をしてほしいのね。
「ところで私のことは様付けないで大丈夫だよ。壁があるみたいだし、なにより。
あなた達には、私のことを親しく呼んで欲しいの。」
” しっしかし、モゴモゴ。 ” と二人は言葉を濁す。
彼らと友になりたい。だからお願いをしたのだ。
「「わかりました(わ)/A!!」」
彼らのお陰で、私は今日も生きている。
そう考えながら、私は煙草をもう一本吸うのであった。
ーー
主以外が思っていること
「Aさんってなんであんなにも色気があるのでしょうか。」
シュナは皆に聞く。
「あの色気は誰にも出せはしねえよ。本当にきれいな人だ。」
と○○○ジンは顎鬚を触りながら言う。
嫁に来てくれないかな、と全員が思うのであった。
ーー
山北です、煙草を嗜んでいる女性が好きなので
書いてしまいました。煙草嫌いな方はすみません。
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朱里(プロフ) - 続けてすみません。第十三話のエレンの名前が〇〇〇になってます。意図的だったらすみません (2021年12月11日 19時) (レス) @page27 id: 1848b8e1d2 (このIDを非表示/違反報告)
朱里(プロフ) - 楽しく読ませていただきました!第四話から出でくる〇〇〇ジンとはどのキャラですか? (2021年12月11日 19時) (レス) @page7 id: 1848b8e1d2 (このIDを非表示/違反報告)
山北(プロフ) - ユトさん» ユト様→ご指摘ありがとうございます。訂正致しましたのでご覧になってまた違和感がありましたらご指摘お願い致します! (2019年4月14日 19時) (レス) id: 79f5829be5 (このIDを非表示/違反報告)
ユト(プロフ) - とても面白いです!あと、ミリムの名前は、ミリム・ナーヴァですので訂正お願いします。 (2019年4月13日 6時) (レス) id: 7c4b452e79 (このIDを非表示/違反報告)
山北(プロフ) - 暇人114514号さん» 暇人114514号様→いつも読んで頂き有難う御座います。名前が同じとは光栄です笑 また、更新していくのでもしよろしければ又宜しく願い致します笑 (2019年4月4日 17時) (レス) id: 760c82b915 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:山北 | 作成日時:2019年3月20日 0時