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…
肩が上下に動いていて、完全に寝ている渡辺翔太を横目で見ながら深澤先生の声に耳を傾けていた
深｢さぁ、ペアも決まったし授業進めますー！｣
今すぐにでも変えて欲しいこの隣の席の男
教壇に立つ深澤先生とさっきから目が合うのは気のせいだろうか
『ねー、渡辺起きてる？』
渡｢…｣
周りに聞こえないように耳元で話すも無反応。繋がれた手が渡辺の枕となり、だんだん熱を帯びて痺れて来ているのが分かる
渡｢んーっ｣
頭が動く度に髪の毛が当たって擽ったい
深｢なら、考えた人からノートに書いてね。先生覗いちゃいます！｣
そう言って教室を回り始めた深澤先生、焦って手を抜こうとしてもビクともせず徐々にこっちに向かって歩いてきていた
『渡辺っ、お願い…離して』
渡｢…無理、｣
起きてんのかい、なんて思ってる暇は無く無理やり離そうとするけど強く握り返される
深｢お前ら、ちゃんとやってん…の？｣
深澤先生の言葉は止まり、その目線の先には繋がれた手
深｢…何してんの｣
ワントーン低くなった深澤先生の声
一向に顔を上げようとしない渡辺
『いや、これは…』
なんて否定しようかと考えていると反対側の手を引かれ勢いよく席を立った
椅子の音が教室に響き渡り、クラス全員がこっちを向いた。もちろんリリも…
深｢渡辺、寝てるから俺とペア組むか〜｣
『えっ、』
“いいなぁ！ふっかと組みたいー！！”
“渡辺起きろよ〜笑”
渡｢別に寝てねーけど｣
深｢お前危険なんだわ、A行こう｣
勢いよく引かれた手により渡辺と繋がれた手は意図も簡単に離れた
教卓の横にある椅子に座るとその前にわざわざ椅子を持ってきて頬ずえを付いてじーっと見つめられた
『あの…』
深｢んー？｣
『そんな見られると、』
深｢Aは、少しだけ危機感持った方がいいかもね｣
『危機感…ですか？』
深｢んー、分かんないか〜笑 教えて欲しい？｣
顔を覗き込まれ、聞いてくる深澤先生に思わず頷くと目をまん丸にさせて席を立った
深｢分かった、放課後教室で待ってて｣
それだけ伝えると、またグルグルと教室を回り始め
そのまま授業は終了した。
初めて国語の授業をまともに受けた気がした
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my - 全員分のオチがみたいです (2021年1月2日 20時) (
レス) id: 6febd5b71e (このIDを非表示/違反報告)
藤原 道長(プロフ) - スノでいくとふっか推してるけど、展開的には翔太と結ばれて欲しいです！ (2020年12月13日 17時) (レス) id: 6637c26f8e (このIDを非表示/違反報告)
ほくほくなじゃがいも(プロフ) - このお話が好きでいつも見させていただいてます！私はふっかさんと結ばれてほしいです。これらも更新頑張ってください！ (2020年12月13日 7時) (レス) id: 1105fd991b (このIDを非表示/違反報告)
しょっぴー推し - 私は翔太くんと結ばれてほしいです！それか全員分のオチを書いていただけると嬉しいです。でも一人の方がいいんじゃないかと思います。書くのが大変になるのでだからしょっぴーと結ばれるオチが見たいです。付き合ってからもみてみたい！更新頑張ってください (2020年12月12日 7時) (レス) id: 6febd5b71e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もにぃ
| 作成日時：2020年11月23日 8時
