【募集企画】東方幻想記録物語6巻

どうしたらいい？　穂花/夏帆 ページ49

穂花side

助けて…何て妾が使っちゃダメな言葉
分かっている……負けられない戦いだって……
妾が負けたら妖怪の示しがつかない


「楽シミジャノォ〜」


何言ってるんだろうか？妾は何をしたいんじゃろ？
そんな言葉は頭に張り巡らされる


「…………夏帆」


ふと出てしまったと言葉だと妾は自覚をもって言える
だってそんな感じだったから……としか言えない
どうしよう？どうしたらいい？夏帆のためにもこの異変は終わらせない


「…………サテ、ソロソロ行クカ」


彼女は長い戦いのためにそこからはなれようとした
そうしようとしたときだったんだ。誰かいたことは気づいていたが
その誰かにあってしまった


「「あっ」」

「……ウン」


どうしようと考えた。何したらいいと考えた
結果、一個しかなかった


「帰レ」


これしかなかった。てかこんなところで妖術使うのも面倒くさい
という考えのもとこの答えが一番わかりやすかった


「妾ハ出カケル。面倒ナコトヲシタクハナイ
ダカラ帰レ。ブラット・ミラーエンド・ロストワールドヨ」


どうして彼女を知ってるって？フェリオだよ
彼奴は幻想郷の化身っぽいからその流れで知った
…………どうしよう？


「妾ハ行ク」


そういって彼女は戦闘へ行く
幻想郷のために行くしかないのだから
だから嫌いになったとしても妾を止めてくれ夏帆

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夏帆side

数々の妖怪たちを倒して倒して三千里(多分)
僕の心は憂鬱以外の何でもなかった


「何やってんの？」

「凌央……僕はどうしたらいい？」


気づけばそんなことを聞いていた
答えてくれるかわからないけどそんなことを聞いていた


「簡単やで〜夏帆が止めたらいい」


彼女はヘラヘラとしていて答えていた
どうして…何でっていう思いが彼の中に駆け巡っていく


「何でって言いたそうやな？
言ってるやろ？簡単やって……大切な人を助けるのに理由っているか？
うちはいらんと思う……止めたいって理由で本気になれる人やっておるしな」

「……そっか」


何でそんなこと気づかなかったんだろう
穂花は僕の大切な人。それを止めるのに理由はいらないってこと
だったら僕は穂花のために穂花を止める。それでいいってことだよね


「待ってて穂花……俺(・)が絶対に止めて見せるから」


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最終的(・・・)に止めれるのは夏帆だと思っといてください

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