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お母さん、大好きだよ!! 桜 ページ35

桜side

私はお母さんと一緒に万年桜を眺めながら、桜餅を食べています。
ちなみに、万年桜は初代巫女の霊力で、永遠に咲き続ける桜の花なんだ〜。


「ねぇねぇお母さん!!ずっと寂しかったんだよ。また会えて嬉しいよ!」


「私もだよ桜。そういえば、桜は今日何の日か、分かる?」


お母さんが、聞いて来る。


「もちろん分かるよ。“祈りの舞”の日でしょ?」


祈りの舞とは、雪舞の巫女が、特殊な巫女装束を着て舞う事。小さい頃からずっと練習をしていたんだよね。


「正解だよ!準備出来るかしら?」


お母さんが意地悪そうに言った。


「何言ってんの、出来るに決まってるでしょ!」


私は早速準備を始めた。今の巫女服を脱いで、まず、雪の模様がある水色の振り袖を着て、次に桜の模様があるピンク色の膝丈の袴と足袋を履いて、草履を履く。


髪を解き、夜会巻きだっけ?そんな髪型にして紫の蝶々の髪飾りを付けてスカーフが付いたティアラみたいな物を頭にのせて、鈴が付いたお祓い棒を持って、支度完了!!


「準備終わったよ!」


そう言って外に出た。


「じゃあやって良いよ。」


お母さんがそう言ったので、私は、舞い始めた。


シャンッ シャンッ シャンッ シャンッ


そういえば、雪舞の巫女は、理由もなく死んじゃう伝説があるんだよね。


何でだろう……?


お母さん生きているし、迷信かな?


あれっ?なんかフラグ建った気がする……。←


まぁいっか←


シャンッ シャンッ シャンッ シャンッ


シャラララララーン!!


私は舞いを終えた。


「終わったよ〜‼」


私はお母さんにそう言った。


「桜、とっても綺麗だったよ‼」


お母さんに褒められた。


「有難う!」


とっても嬉しかったよ!



雪菜side

私の前には、祈りの舞を終えた、桜が笑っている。


ねぇ桜、私はその笑顔が、大好きだったよ。


私はそろそろ桜に“真実”を教えようと思うんだ。


私が死んでる事と、“雪舞の巫女の運命(桜と言う存在)”について。


「桜。」


私はそう思って、真面目な顔で桜に話かけた。


「お母さん、どうしたの?」


私の顔を見て分かったのか、真面目な声で桜が聞いてきた。


「そろそろ話そうと思っていたけど、今、真実を話すね。」


「真実?」


私は桜にこう言った。


「私は、もう死んでいるのよ。」


私がそう言ったら、桜の目から、光が消えた。

新たな赤く光る蝙蝠の羽。 クラリア→←知らない?分かってるさ 穂花/少し凌央



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サクラドール・フューラースカーレット(プロフ) - お話がいっぱいになった為続編を作ります! (2021年4月1日 23時) (レス) id: b68c219d90 (このIDを非表示/違反報告)
若草。@ねむねむ星人(プロフ) - はじめまして、若草と申します。更新をさせていただきます。 (2021年4月1日 21時) (レス) id: 0df262be83 (このIDを非表示/違反報告)
かぽなん(プロフ) - 更新させていただきました (2021年3月17日 21時) (レス) id: 0de375209c (このIDを非表示/違反報告)
かぽなん(プロフ) - 初めまして、かぽなんです。更新させていただきます! (2021年3月17日 20時) (レス) id: 0de375209c (このIDを非表示/違反報告)
桜吹雪@低浮上(プロフ) - 更新しました! (2021年3月4日 17時) (レス) id: 52e526ba44 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サナティ x他7人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/  
作成日時:2020年10月20日 17時

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