【REBORN】能ある鷹は爪を隠す 2 (ページ10)

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58話ページ10

フゥ太のランキングでそれぞれの能力が分かったからなのか綱吉チームはオフェンスとディフェンスに分かれると話していた

『作戦丸聞こえだよ！！』

私は思いっきり綱吉達に向けて毒玉を投げる

「Aさんすいません!!この勝負勝たせてもらいます!！2倍ボム！」

獄寺君は毒玉に対抗するようにダイナマイトを投げる

毒玉とダイナマイトの半分ががぶつかり合いお互いがいる真ん中あたりで爆発した。残り半分は毒玉すり抜けこちら側まで飛んでくる

『ランボ危ない！！』

ダイナマイトの1つがランボとディーノさんの部下のいる当たりに落ち爆発する

「ぐぴゃあ！！」

この雪合戦命懸け過ぎないか…

「A！そっちにレオンが行ったわ！」

『よし！行ってくる！』

レオンは階段を走っている

「おさき」

「わりぃな！」

『なっ…!?』

山本君とディーノさんにさきをこされた！くそ！

私が階段に着いた時には2人は3階と2階の所にいた

「おわっ」

「なっ!?」

え、なんか嫌な声聞こえたんだけど…

上を見ると巨大な雪玉に埋まったディーノさんと山本君がゴロゴロと転がり降りてきた

「ミスった!!」

「逃げろA!!」

『ひぃぃぃ!!こっち来るな！！』

やばいやばい潰される!!もう雪で潰されて死ぬのは嫌だよ！！冷たくて、寒くて身動き取れなるのは嫌！！

巨大な雪玉から全力で逃げてる時に前世の死因思い出すとかなんか嫌だな！前世と似たような状況で死ぬの！まじで雪玉あっちに行ってくれ！

「うお!?」

私の願いが通じたのか雪玉は右側に逸れ巻き込まれずにすんだ

が、ディーノさんは溶けた雪の上にエンツィオを落としてしまったと言い出した

エンツィオはどんどん大きくなり校舎と同じくらいの高さになった

「エンツィオの奴大人しいぞ…」

『確かに…この前はふろ場壊すくらい暴れてたのに…』

「冬眠の時期だからな」

エンツィオは眠っているのかとても大人しかった。そのせいか立っていることが出来ずこちら側に倒れてきた。その衝撃で雪が勢いよくこちらにかかる

『うわー!!』

「わ!?」

雪が覆い被さるように降りかかり私とフゥ太は埋まってしまった

「A、フゥ太行方不明によりリタイア」

もう二度と雪合戦はしないと心に誓ったのであった