71話 ページ23
「あんたが兄ちゃんを襲った犯人ね！！パイナップルのヘタみたいな髪型して！！」
『パイナップルのヘタww』
六道真白はパイナップルのヘタと言われたのが嫌だったのかこちらを睨む
「ムカつくなー。兄さんとお揃いの髪型なんだけどこれ。まあいいや 君らは僕達に復讐しに来たみたいだね」
「そうよ！よくも兄貴の歯を抜いたな！」
「兄貴ねー。ごめん どいつの妹か分からないや！」
「んだとー！！」
なんだこいつ…軽い感じで話しかけてくるし、冬美のこと煽ってくるし…
『冬美落ち着けって。興奮した猫みたいになってるよ』
「たしかにw 君の例えは的確だね！」
なんか褒められたし
「君ら面白いね」
『え、冬美と同じ分類なの嫌なんだけど。心外だわ』
「ちょっ！ それは酷いよA！！」
「クフフ 君らほんと面白い。僕は六道真白よろしくね。あ、もう知ってたか。真白でいいよ」
「あんたとよろしくする気ないから！！とりあえず1発殴らせろ！！」
冬美は真白を殴ろうと勢いをつけて走り出す
「えー、僕痛いの嫌いだなぁ」
真白はダルそうに冬美の拳を避ける
「くっそー…」
「クフフ そんなんじゃいつまで経っても僕に当たらないよ？ お？」
ちっ…バレたか
冬美に気を取られてる間に真白の後に回り込んで殴ろうとしたがギリギリのところでバレてしまい拳を受け止められる
「君はなかなかやるね」
『どうも！』
私は真白の顎に手のひらを当て突き放す
「おっとっと こわいなー」
「こっちもいるんだから！」
真白の後ろから冬美は殴りかかるがまた軽く避けられる
「ああ！！逃げるな！」
「えー。めんどくさいな…」
なんだ…嫌な感じがする…
コツン
真白は少し力を入れて地面を踏む
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作者名：凛蓮 | 作成日時：2019年11月8日 0時
