【REBORN】能ある鷹は爪を隠す 2 (ページ2)

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50話ページ2

ある日の日曜日

なぜかディーノさんに山に行くぞと言われ行くことになった

「『トレーニング？』」

えー、完全にピクニックだと思ってたわ。綱吉と一緒に荷物準備しちゃったよ

「せっかくかわいい弟分と妹分に会いにはるばる日本に来たんだ、おまえらにオレの鞭さばきを伝授してやろーと思ってな」

「『えっ』」

まあ、武器は使えた方が何かと役に立つからありがたいかな

綱吉は必要ないという表情をしていた

絶対使えるようになった方がいいって。いつ誰に命を狙われるかわかんないんだからさ…

「やるよ。オレのお古だ」

ディーノさんは私達にそれぞれ鞭を渡す

「ディーノさんの使ってた鞭…」

「まあやってみろって。おもしれーから。まずスポンジスッポンのエンツィオに水をかけるんだ」

水をかけられたことでエンツィオはリボーンと同じくらいの大きさになった

「水をかけた分だけ大きくなり好戦的になる。これくらいの大きさなら大丈夫だ！こいつがおまえらのスパーリングパートナーだ」

「ギャォォオ」

ドタドタドタと暴れ回るエンツィオ

「結構動き早い!!」

「心配ねーよ。水をかけなきゃこれ以上でかくならねーし。もしもの時はうちのファミリー総出で助けてやるよ」

エンツィオはドタドタと綱吉に向かって走っていく

「ひいっ来ないでー！！」

ビュッ

綱吉はディーノさんから貰った鞭をエンツィオに向かって振る

ちょうど良いところに当たったのかエンツィオは空中に弾き飛ばされた

「おお！いいセンスしてんじゃねーか」

『綱吉凄いじゃん！』

「えへへ。たまたまだよ！」

ポチャン

…なんか嫌な音聞こえたような……

「ん？どこに落ちたんだ？」

「あれは井戸だな」

「井戸……？

！！やべぇツナ！A！逃げろ！！」

ディーノさんは慌てて叫ぶが時すでに遅し

「ギャォォオ！！！」

巨大化したエンツィオは井戸を破壊して飛び出してきた

「『うわぁぁぁぁあああ！！！』」

その後何とかディーノさんがエンツィオを鎮めたおかげで被害はそんなに出なかったが、助けてもらったあと綱吉は一人で転けて足の骨にヒビが入ってしまったため入院することになったのであった