後輩の妹 (水溜りボンド・トミー)

13.罰ゲーム ページ13

コンビニに向かってる途中。





気使いいなんだよなぁ...。


もっと素直に頼ってくれりゃーいーのに。





と考え事をしていて、


いつも通り自分のペースで歩いてしまって、


気づくとAちゃんは


小走りで俺のあとについて来ていた。





「あ、ごめん。考え事してたから自分のペースで歩いてたわ。」


立ち止まり、Aちゃんに言う。


『い、いえ、私が歩くの遅いだけなので...。』





本当、謙虚...


俺がちゃんと気づいてやらねぇーと。





「合わせるよ。」


俺はそう言い、


Aちゃんの隣に行き、


ペースを合わせて歩き出す。





『ふふ。ありがとうございます。』


そしたら、また可愛い笑顔で笑った。





少ししてコンビニに到着。


入口のところに置いてある


コンビニのカゴを手に取ると、


『あ、私持ちますよ？』


Aちゃんに言われた。





ほら、また気を使ってる。





「あのさぁ、いちいち俺に気使わなくていいよ？」





俺って頼りねぇ？


そんな俺に気使う...？


もしかして怖いとか...？





自問自答していると、


『...ごめんなさい。』


謝ってくるAちゃん。


「あ、いや、怒ってるとかじゃないから。」


俺は咄嗟にそう言い、


「んー何買おっか。」


と、続けた。





ホッとしている様子のAちゃん。





『キイチさん何が好きですかね。』


「んーとりあえずドリンクとお菓子かな。」


ドリンクコーナーとお菓子コーナーへ向かった。

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