【轟焦凍】【爆豪勝己】溺愛吸血鬼と俺様王子 (ページ18)

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やばいやばい！！

てか何この人力強！

がっしりホールドされてて逃げれないし

今バッグハグ状態だよ？

まったくやめてくださいよ！
将来できるであろう彼氏にやってもらうのが私の夢なんですから！！

「俺に……何しようとしてた」

こわいこわい声低いいぃぃぃぃ

『いや、別にあの！なんかその驚かそうとかそういうのじゃなくて…はい！綺麗なお顔をしていらっしゃるなぁ……と………悪気があったんわけじゃないです！そのっ、快適な眠りから目覚めさせてしまって本当に申し訳ないと思っ…………！？！』

「お前、甘いな…………」

ちょっと！

話してる途中に顔埋めてくるのやめてください
くすぐったいじゃないですか！！

てか甘いってなに？

シャンプーとか？柔軟剤の匂いってこと？

『あの……一旦離してもらっていいですか…？』

とりあえず
このままだと私が顔真っ赤にして死体で発見されることになるから退けてもらおう

「お前…人間か？美味そうだな……」

いや

話を聞いてくれええええぇぇぇぇ！！！

美味そうってなに？

私が食料に見えたの？

お腹空いてんだったら何か作ってもらえばいいじゃん！！

『人間なんですから血流れてるに決まってるじゃないですかお馬鹿なんですかあなたは！！』

……やばい、ついに本音を言ってしまった

怒るかな、この人

できれば怒らないでほしいな

・

・

・

あれ？何で黙るの？

"みんな亡くなってる人たちなんだ"

"行っちゃだめだ……絶対に。"

この人…

『離して、ください。』

舌舐めずりの音と荒い吐息

「……もう我慢できねぇ」

この人…吸血鬼だ。