イルカに謝って ページ25
次に向かった場所はイルカのショーが行われる場所。
まだショーの時間帯ではないのか席に人は居らず、大きく深い水槽にはイルカが泳いでいた。
Aたちが水槽へ近づくとイルカも興味津々気に寄ってくる。
「やっぱりイルカは可愛いよねー。人懐っこいし」
「あざとい。私ならば、さばく」
「なんでっ!?」
「そのあざとさでAを誘惑し、私から奪うつもりでいるに違いない」
「大袈裟だなぁもう。イルカがそんなことするはずないでしょ」
水槽越しに近づいたイルカはAたちの方をじっと見つめながらヒレをゆらゆらと動かしている。
イルカに釘付けのAを横目に、三成は不機嫌そうな顔をしながらスマホで何やら検索し始めた。
「A」
「ん?」
名前を呼ばれて振り返った瞬間、三成のスマホ画面に映し出されていたのは可愛さとはかけ離れた弱肉強食の世界で生きるイルカの画像。
全体的に陰鬱な海を背景に鋭く尖った歯と捕食対象をロックオンした狂気的な目が軽くトラウマになりそうだった。
「この画像を見てもまだ可愛いとほざくか?」
「厳選した画像に悪意がある!」
「またイルカのオスは人間の女に好意を抱くことが……」
検索結果に表示されたイルカに関する記事を読んでいた三成は読み進めるにつれて段々と怒気を含んだ声になり、しまいにはイルカの前に立ちはだかった。
「やはり斬滅するッ!」
「落ち着いて三成!そもそもこの子は女の子だよ!」
あざとい顔をするイルカを睨みつける三成に、Aは水槽から少し離れた場所に貼られたイルカのプロフィールを指差す。
確かに今目の前にいるイルカのプロフィールにはピンク色でメスを意味する記号が書かれていた。
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三楓(プロフ) - 紫月姫さん» コメントありがとうございます!色々重なってバタバタしていましたが最近はだいぶ落ち着いてきました。以前の更新形態に戻れるよう少しづつではありますが精進します(*´∀`*) (2020年7月6日 14時) (レス) id: fa2fc96bb4 (このIDを非表示/違反報告)
三楓(プロフ) - シナシグさん» ありがとうございますm(__)m無理しない程度に頑張ります! (2020年7月6日 14時) (レス) id: fa2fc96bb4 (このIDを非表示/違反報告)
紫月姫(プロフ) - お知らせ&このコメ見ました。お悔やみ申し上げます。無理せず落ち着いてからで構いませんよ?(*^^*)その間に色んな三成さまを拝みに行ってきます!変なコメントで失礼致しました! (2020年7月3日 21時) (レス) id: 9da1b7754e (このIDを非表示/違反報告)
シナシグ(プロフ) - 三楓さん» そうだったのですね...お悔やみ申し上げます。気落ちすると色々マイナスに考えがちになってしまうので無理せず自分の好きな事をしたりしてリフレッシュしながら頑張って下さい!一読者ですが応援してます!(っ`・ω・´)っフレーフレー!!! (2020年7月1日 22時) (レス) id: 63a06f166a (このIDを非表示/違反報告)
三楓(プロフ) - シナシグさん» コメントありがとうございます!実は最近身内の不幸がありまして慌ただしくしておりました。ようやく少し落ち着き、これから心の整理のためにも物語を書きたいと思います(*´∀`*) (2020年7月1日 3時) (レス) id: ed4329dbeb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:三楓 | 作成日時:2020年5月21日 0時