予想外 ページ12
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(ホークスside)
見開かれたライトグリーンの瞳。
窓から差し込む夕焼けで不思議な色に染められたその目に吸い込まれるように唇を寄せれば、むぎゅっと間に手を差し込まれた。
「似た者同士……そうかもね」
薄く嘲笑う獅宮さん。
そして頬に添えていた手をパシッと払われた。
「だからってあんたとも関係持つとかないから」
肉食獣そのものの鋭い眼に睨まれ、仕方ないと離れる。
「残念。Aちゃん可愛かったのに」
「おい名前」
「お近づきの印に。いいでしょ名前くらい」
不満そうな顔のAちゃんを無視して、俺もやっと帰れるとカバンを持つ。
「今日は？彼氏クン待ってるの？」
「今日は別。透くん用事あるから先帰ってる」
「ふぅん。じゃあ途中まで一緒に帰ろうよ」
「嫌に決まっとんだろ」
「バラしてもいいの？」
「おまッ、それずるいぞ！！」
怒るAちゃんに「何がー？」と笑ってやる。
仕方なく諦めてくれたAちゃんは俺と帰ることを許してくれたみたいで、不貞腐れた顔をしながらも一緒に歩いてくれた。
「Aちゃん電車？」
「電車」
「一緒だ」
「はよどっか行けや…」
改札をくぐり同じ電車に乗り込む。
特に会話をすることもなく約5分、アナウンスが流れ次の駅で降りるねとAちゃんに声をかけた。
「…まじ？」
「うん。…え、同じ？」
こくりと頷くAちゃんに俺も驚きの表情を見せる。
それからも駅を出て歩く方向は同じ。まさかと思い一度足を止めて聞いてみたほうがいいかと思ったが、隣を見ると冷や汗ダラダラ状態のAちゃんに何も言えなかった。
歩き続けて5分。ある建物の前で2人同時に足を止めた。
「同じ寮かよ！！！！！！」
絶望の顔したAちゃんがその場にしゃがみ込む。
いや、さすがに俺もこれは予想外
「今まで見かけたことないし…」
「いや俺もないケド」
確かに去年一度も鉢合わせなかったのはすごい
「はぁ…こんなの透くんに言えん」
「なにが？」
「いやなんでもない…ホークス、あんた地元どこ？」
「福岡」
「遠っ！」
そりゃ寮住まいなるわ、と立ち上がるAちゃんはそのままスタスタと歩きはじめ、俺も後に続いた。
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lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (12月24日 1時) (
レス) @page38 id: 7de4ffbd52 (このIDを非表示/違反報告)
San(プロフ) - めちゃめちゃ好きな作品なので続きが見たいです（ ; ; ） (2023年3月1日 8時) (レス) @page32 id: b5216021f9 (このIDを非表示/違反報告)
ひなた - えっえっお願いしますみたいです大好きです (2023年2月13日 0時) (レス) @page38 id: 1bebe7d5ab (このIDを非表示/違反報告)
sana＊(プロフ) - もっちさん» わぁあありがとうございます😭もう作品が逸れ過ぎて収拾つかなくなってますよね😢笑 しかも最近また新しい幼馴染同級生ネタも浮かんできてて😂しばらく更新出来ておらずすみません！そろそろ気合い入れて進めます！💪 (2022年9月9日 19時) (レス) id: 35c21c90ed (このIDを非表示/違反報告)
もっち - 同級生設定のホークス嬉しすぎていつも楽しく読ませて頂いております！続きがとってもとっても気になるので少しずつでも書いていただけたらなぁと思います…。物語って考えるのも難しいし時間もかかるでしょうし大変だと思いますが、応援しています！頑張ってください！ (2022年9月2日 4時) (レス) @page38 id: 77bce02d1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sana＊
| 作成日時：2021年10月12日 11時
