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時雨side

今日も兄さんを探して街を歩き回ったが、あれから一向に見つからない。

確かはぐれてから三日ほど、だろうか。

今日も人を殺しすぎた。

それも自分のために。

それにしても“紅眼”なんて少し探せばいるじゃないか。

紅い瞳をしている人ということだろう。

なにがそんなに珍しいんだ。

そんな考え事をしている間にも身体中から血が溢れ
出る感覚がする。

しばらく戦わないあいだに大分剣筋が鈍ったらしい。

たくさん傷を負ってしまった。

特に肩に刺さった苦無。

なにか塗ってあったのだろうか。

体が動かしにくい。

そんなことを考えているうちにもどんどん私の意識は奈落の底に落ちていった。




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設定タグ:銀魂 , 沖田総悟 , 坂田銀時   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:花遥 | 作成日時:2019年10月3日 22時

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