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瞳さんの体を抱え、寝室に向かう。
「着きましたよ」
「向井くんありがとう」
「じゃぁ俺はこれで失礼しま、」
そう言って部屋を出ようとした瞬間、腕を引っ張られ、バランスを崩す。
そのままベッドに崩れるように倒れ込むと、俺の上に瞳さんが跨り、俺を見下ろす。
瞳さんの長い髪が揺れて、時々顔を撫でると、背中の奥のほうでゾゾゾ、と何かよくわからない感覚が走っていく。
「ここまで送ってくれたから、お礼したげる」
「いらんので、どいてもらっていいっすか」
「向井くんってつめたーい」
そういうところもそそられるんだけど、と妖しく笑った瞳さんが、俺の首筋をつーっと人差し指でなぞり上げる。
その刺激に反応なんてしたくもないのに、身体がビクッと震える。
「ふふ、反応しちゃってかわい、」
じゃぁこれはどう？そう言って、今度は首筋に舌が伸ばされる。
生温かいその感触に虫唾が走る。
今すぐ、力を入れて逃げ出してしまえばいいのに、上に乗った瞳さんは俺の動きを封じ込めるかのようにどんどんと俺の体に快楽を落としていく。
これが快楽だなんて、ちっとも思いたくないのに、身体は本能的に反応をしてしまう。
…なんで、反応すんねん、バカなんちゃう、俺の体。
自分の体なのに、自分の意志とはまったく関係なく、欲望に忠実に反応をしてしまうこの体が憎くて仕方ない。
「抵抗してるわりに、こっちは喜んでるみたいだけど？」
俺の膨れ上がった欲望を見つけると瞳さんは、嬉しそうに笑う。
「…ちゃうんです、」
「何が違うの？」
そっと下ろされたズボンのチャック。
抵抗しようにも手の動きは封じ込められているし、足の上には瞳さんの体があって動かせもしない。
「楽しもうよ」
そう言って妖しく笑う瞳さん。
そのあとすぐに強い快楽の波が俺を襲ってくる。
「まじで、やめ、て」
「やーだ」
抵抗しようとするのに、身体を包み込む快楽の波に逆らうことが出来ない。
あかん、こんなん、あかんねん、
いやや、と考えれば考えるほど、目尻に涙が滲む。
「泣くほど気持ちいい？」
俺の涙に気づいた瞳さんは、そう言うと嬉しそうに微笑む。
「これからもっともーっと気持ちよくしてあげる」
そんな言葉、普通の男が言われたらもう飛び跳ねんばかりに嬉しいのかもしれないが、今の俺にとっては地獄へ突き落す悪魔のような一言にしか思えなかった。
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さーや(プロフ) - あいさん» 忠犬康二くんかわいくて妄想が捗る！笑 番外編、ページの都合でこれで終わりなのですがまたどこかで康二くんのお話書きたいなぁーと思っております。 (2020年4月5日 10時) (
レス) id: 6178770b80 (このIDを非表示/違反報告)
さーや(プロフ) - なっちゃんさん» 好きと言ってもらえてよかった！！なかなかいい言葉が思い浮かばなかったのでそう言ってもらえると嬉しいです〜 (2020年4月5日 10時) (レス) id: 6178770b80 (このIDを非表示/違反報告)
さーや(プロフ) - みきさん» 結婚して子ども生まれるのもいいですね〜今回はページの都合で書けないので、また機会があれば書いてみます…！ (2020年4月5日 10時) (レス) id: 6178770b80 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 康二くんめちゃくちゃ忠犬すぎて番外編だいすきです〜！！更新お疲れ様です！ありがとうございます^ ^ (2020年4月4日 20時) (レス) id: 07953fa80c (このIDを非表示/違反報告)
なっちゃん(プロフ) - このお話すっごい好きでした。一つ一つの台詞がツボです！！ (2020年4月4日 18時) (レス) id: 974b0d2d7a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さーや
| 作成日時：2020年3月30日 14時
