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「あ、この人、この人名前なんだっけ？」
私が画面に指を指すと目黒くんはなんとも言えぬ表情を浮かべながら「阿部くん。阿部亮平」と教えてくれた。
そういえばどこかでその名前聞いたことあるな…、と考えていると、そう言えば佐藤さんが「私の推しは阿部くん！」って言ってたっけ、と思い出す。
「じゃぁこっちは？」
「それは佐久間くん」
ぴょこぴょことステージの中を動き回るその人物の名前は佐久間さんというらしい。
「佐久間さん気になるかも。なんかついつい目で追っちゃう」
こうしてめでたく私のSnowManの中での推しが佐久間さんに決まりました。
「ふーん…佐久間くんなんだ」
目黒くんは、なんだかおもしろくなさそうな表情を浮かべながらじーっとテレビを見つめている。
「ねぇ目黒くん？」
「なに、」
「私さーアイドルって今まで全然興味なかったけど、なんかすごいね」
「そう？」
「なんかこんな世界で頑張ってる目黒くんってすごいな、って改めて思った」
「あっそ、」
目黒くんと2人並んで座るソファ。
目の前でキラキラしたアイドルたちが踊ったり歌ったり。
そんな世界も綺麗に輝いているけれど、こんな風にアイドルとか一般人とか関係ないところで、目黒くんとふたりでいれるこんな時間も十分キラキラしている気がする、なんて柄にもないことを思ってみたりする。
隣に座る目黒くんの肩に頭を乗せると、目黒くんは何も言わずにそっと私の腰に手を回した。
じんわりと伝わる目黒くんの体温に目を閉じると、なんだかすごく心地よくて落ち着く。
「目黒くん、好き」
「知ってる」
「ふふ、」
「Aさん、」
「んー？」
「…やっぱなんでもない」
私の頭の上に、目黒くんの顎が乗せられる。
目の前ではアイドルの目黒くんが決め顔をしている。
2人の目黒くんに挟まれたこの時間、不思議だけどなんだかすごく落ち着く。
付き合って何も変わらないと思っていたけれど、やっぱり少しずつ変わっていたようだ。
だって、私、目黒くんと一緒にいるとすごく安心するようになったから。
そんなことを思いながら私はもう一度目をゆっくりと閉じた。
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さーや(プロフ) - なぎぷちょへんざーさん» 聞きました！月が綺麗ですね、の意味をめめが知ってて衝撃だったんですが？！笑 壁に穴開けよ、がもうめめ過ぎて笑いましたw (2020年4月3日 7時) (
レス) id: 6178770b80 (このIDを非表示/違反報告)
なぎぷちょへんざー(プロフ) - この小説お気に入りです！素のまんま聞かれました？お便りの内容を聞いた瞬間この小説を思い出しました、笑 (2020年4月2日 22時) (レス) id: 831076a685 (このIDを非表示/違反報告)
さーや(プロフ) - 夢さん» コメありがとうございます！どういうお話の展開にするか悩んでいたのでそう言っていただけで嬉しいです…！ありがとうございます！ (2020年3月23日 20時) (レス) id: 6178770b80 (このIDを非表示/違反報告)
さーや(プロフ) - たぴおかさん» アーカイブでひーくんチュロス見ましたがあれはたしかにやばい…！！うどんで盛り上がるスノちゃんたちが可愛すぎました…！ (2020年3月23日 20時) (レス) id: 6178770b80 (このIDを非表示/違反報告)
夢(プロフ) - 初めまして。コメント失礼します。今まで色んな作品を拝見してきたのですが、久しぶりにここまで展開が気になり夢中になって最後まで読んじゃいました。とても素敵な作品でした！ (2020年3月22日 21時) (レス) id: 97d80eb079 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さーや
| 作成日時：2020年3月9日 17時
