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Ren side
互いにシャワーを浴び終えるとどちらかともなく、ベッドへと潜り込んだ。
ひんやりと冷たいシーツに徐々に溶け込んでいく体温がくすぐったい。
「Aさん、」
俺の首元に顔を埋めるAさんの名を呼ぶと、ん、と小さく声が聞こえた。
首元に小さな痛みが落ちてきたかと思うと、彼女は悪戯に笑った。
唇を舌でなぞり、唇を重ねようとしたその瞬間、枕元に置いてあったAさんのスマホが鈍く震える。
そちらに視線をやれば翔太くんの名前がディスプレイにくっきりと浮かんだ。
Aさんは翔太くんの文字を確認すると、戸惑ったようにこちらに視線を向ける。
「出なくていいの？」
今は俺だけを見て欲しくて。他の誰のことも考えて欲しくなんかなくて。
Aさんを試すようにそんな言葉を投げかければ、Aさんはそっとスマホを裏返して俺の首元に抱き着く。
「今は、蓮だけ」
耳元で囁かれたその言葉を皮切りに俺たちは泥のように絡まり合った。
お互いに何も考えられなくなるほどにただただ、己の欲望と快楽に身を委ねるそんな交わりを繰り返す。
何度か響く着信を知らせる鈍い振動もベッドの軋む音に遮られ、Aさんの耳に届くことはない。
翔太くんより、今この瞬間だけでも、俺のことだけでいっぱいになっているAさんがどうしようもなく愛おしくて、壊してしまいたくなる。
「Aさん、俺のものになってよ、」
快楽の中にいるAさんにそんな俺の言葉は届くはずもなくて。
曖昧に頷いたAさんの表情に淡い期待を抱きながら、Aさんが本当に俺のものになればいいのに、と何度も身体を重ね合わせながら願った。
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さーや(プロフ) - み い .。*さん» えぇぇありがとうございます！めめくんって呼びたくないですか？で、ここぞというときに名前で呼んで困らせたい。笑 (2020年2月21日 12時) (
レス) id: 4528227f28 (このIDを非表示/違反報告)
み い .。* - このお話好きすぎて2時間も読んじゃいました(笑)"めめくん"呼び、、、最高ですね、、、() (2020年2月20日 16時) (レス) id: 5421e01398 (このIDを非表示/違反報告)
さーや(プロフ) - AisnAikさん» コメありがとうございます！翔太くん落ちですねーいけるか、書けるか？！頑張ってみます！笑 (2020年2月7日 20時) (レス) id: 6178770b80 (このIDを非表示/違反報告)
AisnAik(プロフ) - すごくおもしろいです！めめもむくわれてほしいですが翔太くん落ちがいいです！ (2020年2月7日 15時) (レス) id: 01c8673035 (このIDを非表示/違反報告)
さーや(プロフ) - なつみさん» コメありがとうございます！めめ幸せにしたいですよねー！笑 本当どうするか決めずにただ書き続けてる状態ですが、これからもお付き合いいただけると嬉しいです〜！ (2020年2月6日 22時) (レス) id: 6178770b80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さーや
| 作成日時：2020年2月5日 12時
