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A side
めめくんから仕事が終わったと連絡が来たのは23時過ぎだった。
朝の段階では21時くらいには終わると言っていたからだいぶ仕事が押したのだろう。
家においでよ、と誘ったはいいものの忙しいめめくんには迷惑だったのではないかと今更後悔をする。
Aおつかれさま。疲れてない?
めめくんに無理をして欲しなくて、送ったメッセージにすぐに既読のマークがつく。
蓮疲れてるけど、Aさんに会うのはやめないよ
めめくんのそんな言葉に胸の奥がどきん、と跳ねる。
会いたいと思っているのはめめくんも同じなんだろうか。
めめくんがどういう気持ちでそのメッセージを送ってきたのかは私には知ることはできないけれど、少しでも同じように早く会いたいと思ってくれているのであれば嬉しい。
Aばーか
そう送ったのは、めめくんに会えることに浮足立つ私を隠すため。
めめくんに中途半端な関係を押し付けている私が一人浮かれる資格なんてないのだからそれをめめくんに悟られてはいけない。
そうは思っていてもはやる気持ちは抑えられなくて、マンションを出てすぐに街頭の下で壁に身体を預けてめめくんが来るのを待つ。
こんなことしなくたって時間がくれば早かれ遅かれめめくんは私のところにやってくるのは分かっているはずなのに。
何度もスマホの画面と睨めっこをしながら、時が過ぎるのを待っていた。
「Aさん、なにやってんの」
街頭に照らされた道路の奥のほうで、そんな声が聞こえて顔を上げると、めめくんが困ったような顔をしながらこちらを見つめていた。
「なんか待ちきれなくて」
そう思ったのは本当のことで。
めめくんに一分、一秒でも早く会いたくて仕方なかった。
だけど、それを言えるほど私は素直になれずにいる。
めめくんは私の言葉を聞くと眉間にシワを寄せ、表情を強張らせた。それを見てあぁそう思っていたのは私だけだったのかな、なんて浮かれた気持ちが急激にしぼんていく。
「めめくんまた怖い顔してる」
無理矢理笑うと、めめくんは「誰のせいだよ」と私の髪を手荒く撫でる。
行くよ、と引っ張られた腕に伝わる力がなんだか私の気持ちにグサグサと刺さっていく。
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さーや(プロフ) - み い .。*さん» えぇぇありがとうございます！めめくんって呼びたくないですか？で、ここぞというときに名前で呼んで困らせたい。笑 (2020年2月21日 12時) (
レス) id: 4528227f28 (このIDを非表示/違反報告)
み い .。* - このお話好きすぎて2時間も読んじゃいました(笑)"めめくん"呼び、、、最高ですね、、、() (2020年2月20日 16時) (レス) id: 5421e01398 (このIDを非表示/違反報告)
さーや(プロフ) - AisnAikさん» コメありがとうございます！翔太くん落ちですねーいけるか、書けるか？！頑張ってみます！笑 (2020年2月7日 20時) (レス) id: 6178770b80 (このIDを非表示/違反報告)
AisnAik(プロフ) - すごくおもしろいです！めめもむくわれてほしいですが翔太くん落ちがいいです！ (2020年2月7日 15時) (レス) id: 01c8673035 (このIDを非表示/違反報告)
さーや(プロフ) - なつみさん» コメありがとうございます！めめ幸せにしたいですよねー！笑 本当どうするか決めずにただ書き続けてる状態ですが、これからもお付き合いいただけると嬉しいです〜！ (2020年2月6日 22時) (レス) id: 6178770b80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さーや
| 作成日時：2020年2月5日 12時
