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「で、はじめまして、ですよね？」
Aは俺の頭をぐりぐり撫でまわしながら、涼太の隣にいる康二とラウールに声をかける。
ふんわりと笑うAに康二とラウールはパァっと表情を明るくした。
あぁこりゃこいつらやばいな。
「いつも翔太がお世話になってます」
ぐりぐりしていた手でぐいっと頭を下げられ、不格好なお辞儀を二人に向かってさせられる。
「いえいえこちらこそ、翔太くんにはお世話してもらってて・・・って、なんか違う？」
「ちゃうな。なんやろ、まぁあの、仲良くしてもらってます」
ふふふ、と2人が笑うとそれにつられてAも笑う。
「しょっぴー、彼女さんめっちゃかわいいじゃん。ずるい」
「ずるいってなんだよ」
「ほんまずるい。なんでしょっぴーなん？」
「お前あとでしばくぞ」
こいつら好き放題言いやがって。ほんとあとで覚悟しろよ、なんて心の中で悪態をつく。
しばらく5人に好き放題言われた後、やっと気が済んだのか解放されたのは随分時間が経ったあとのような気がした。
それくらい俺とAの貴重な時間をあいつらが邪魔した気分。
「ごめんな、うっさくて」
「ううん、みんなに久しぶりに会えてうれしかったよ」
Aはそう言うと俺の手をそっと取った。
少し低めの体温が心地いい。
「今、外だからだめ」
本当はこのまま手を握りしめていたいけれど、どこでだれが見ているか分らない。
人目があるところではこういうことはしない、と付き合うときに決めたのはAだ。
「ごめん、そうだった」
Aはパッと手を離すと少し寂しそうな顔をしたあと、「行こう」ポツリ呟いた。
歩みはじめたAの少し後ろを俺は歩く。
少しさみしいけれど、これがいつもの俺たちだ。
普通の恋愛が出来ないのは付き合った時から互いに覚悟をしていたのだから、それに文句は言わない約束だ。
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さーや(プロフ) - み い .。*さん» えぇぇありがとうございます！めめくんって呼びたくないですか？で、ここぞというときに名前で呼んで困らせたい。笑 (2020年2月21日 12時) (
レス) id: 4528227f28 (このIDを非表示/違反報告)
み い .。* - このお話好きすぎて2時間も読んじゃいました(笑)"めめくん"呼び、、、最高ですね、、、() (2020年2月20日 16時) (レス) id: 5421e01398 (このIDを非表示/違反報告)
さーや(プロフ) - AisnAikさん» コメありがとうございます！翔太くん落ちですねーいけるか、書けるか？！頑張ってみます！笑 (2020年2月7日 20時) (レス) id: 6178770b80 (このIDを非表示/違反報告)
AisnAik(プロフ) - すごくおもしろいです！めめもむくわれてほしいですが翔太くん落ちがいいです！ (2020年2月7日 15時) (レス) id: 01c8673035 (このIDを非表示/違反報告)
さーや(プロフ) - なつみさん» コメありがとうございます！めめ幸せにしたいですよねー！笑 本当どうするか決めずにただ書き続けてる状態ですが、これからもお付き合いいただけると嬉しいです〜！ (2020年2月6日 22時) (レス) id: 6178770b80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さーや
| 作成日時：2020年2月5日 12時
