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みんなで帰る道
「わかった。千龍が人気な理由。みんな優しいから。みんなと一緒に戦って助け合って。仲間思いだから」
私がそう言うとみんな笑う。
シュン「みんな、一人のつらさを知ってる。そういう奴らが集まんの、千龍って」
「どういうこと」
シュン「千龍ってのは自分から入るんじゃねぇんだ。そんときの総長が自ら誘う」
「スカウトみたいなこと?」
シュン「まぁな。総長に助けられたって奴が多いから総長が代わる時に一緒に辞めてく奴も多い」
「そうなんだ」
リョウ「Aちゃんもそうなんじゃないの」
「……え?」
リョウ「シュンに助けられたでしょ。まぁでも女の子に手出したのは初めてらしいけどね」
コウ「千龍って女は入れねぇんだろ」
ハル「いいじゃん?別に。代々受け継いできたことを破るってそういうのかっこいいよ」
シン「Aちゃんは千龍の一員なんだよ」
「え……私、でも……いいんですか?」
リョウ「それは総長に聞かなきゃ。ね、シュン」
シュンはリョウさんから私を見る。
シュン「俺が認める」
みんなが笑って喜んでくれる。
「……ありがとう」
泣きそうになって下を向いた。
『よかったっすね』
一緒に歩いてる人が怪我だらけの笑顔で言った。
「うん。ありがとう」
我慢していた涙がこぼれた。
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キル(プロフ) - 良い話だね (2017年1月6日 16時) (レス) id: f87224e839 (このIDを非表示/違反報告)
優夜(プロフ) - この静かな恋愛が読みやすかったです (2016年6月24日 18時) (レス) id: 5bc749cb9a (このIDを非表示/違反報告)
みーたん(プロフ) - はじめましてみーたんです!完結おめでとうございます!溺愛されてる夢主ちゃん可愛かったです! (2016年2月10日 15時) (レス) id: 6720750485 (このIDを非表示/違反報告)
アップルティー - 読んでくださった皆さん、ありがとうございました。25代目総長には溺愛する彼女がいる。やっと完結。 (2015年9月23日 8時) (レス) id: 8236e347bf (このIDを非表示/違反報告)
アップルティー - リョウさん、ありがとうございます。お待たせしました。 (2015年2月9日 15時) (レス) id: bb0d37b0e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アップルティー | 作成日時:2014年7月10日 23時