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「ほら、早く。走ってよ」



みんな急ぎもせずに歩くだけ。



「今大変なんだよ、早くしないと」



仲間が大変な時でも余裕って感じの総長と幹部。……そんなに強いのか、千龍のみんなは。



リョウ「大丈夫だよー。ここらで一番の暴走族だよ?ケンカが強い奴の寄せ集めみたいなもんでしょ?」



シュン「そんな風に思ってたのか」



しばらくしてシンさん達を見つけ、その場所に着いた。



そこでは人でできた塊が互いを、睨みつけていた。



片方だけ人数が少ないようだ。



ハル「実を言うと千龍って優等生なんだよね」



「……ん?」



ハル「暴走族の中では。人が少ないのもちゃんと学校行ってるからなんだよ」



そうなのか。まあそんなに派手ではないのかも。



シュン「うちの子がお世話になりました」



シュンが相手に聞こえる声で吐き捨てる様に言った。



『誰だ、てめえ?』



相手の先頭に立っている人が言った。



シュン「こいつ俺んのだから」



シュンさん、と千龍の人が言った。



『へぇ、そうか。じゃあお前が責任とるよな』



シュン「ああ」



『ふ。じゃあ、ちゃーんと責任とってね』



すると後ろにいた人達が一斉に走ってきた。



千龍のみんなもそれに応じていた。



殴ったり蹴ったり突き飛ばしたり。生まれて初めてケンカを目の前で見た。
あちこちで男らしい叫び声が聞こえてくる。



次々と倒れていく人の中でシュンだけはそのまま立っていた。



そのうちみんな動けなくなってケンカが終わった。



シュンが隣に倒れている人を起こしてその人に肩をまわす。
シンさん達も千龍のみんなを助け始めた。



「大丈夫ですか?」



私も近くに倒れている人に声をかけ起こした。



『あれ?シュン達?』



突然、向こうから声がした。

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設定タグ:暴走族 , 恋愛 , 名前変換オリジナル   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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キル(プロフ) - 良い話だね (2017年1月6日 16時) (レス) id: f87224e839 (このIDを非表示/違反報告)
優夜(プロフ) - この静かな恋愛が読みやすかったです (2016年6月24日 18時) (レス) id: 5bc749cb9a (このIDを非表示/違反報告)
みーたん(プロフ) - はじめましてみーたんです!完結おめでとうございます!溺愛されてる夢主ちゃん可愛かったです! (2016年2月10日 15時) (レス) id: 6720750485 (このIDを非表示/違反報告)
アップルティー - 読んでくださった皆さん、ありがとうございました。25代目総長には溺愛する彼女がいる。やっと完結。 (2015年9月23日 8時) (レス) id: 8236e347bf (このIDを非表示/違反報告)
アップルティー - リョウさん、ありがとうございます。お待たせしました。 (2015年2月9日 15時) (レス) id: bb0d37b0e7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アップルティー | 作成日時:2014年7月10日 23時

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