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火曜日の午後 資料室でコピーを取っていた
必要な資料がかなり多くて探すのも一苦労、コピーするのも一苦労、片付けるのも一苦労 これだけで今日終わるんじゃないかって感じ。
「Aちゃん」
「あ パクさん」
営業部のエース パクさん
3つ上の先輩で爽やかでイケメンで社内で大人気
部署の垣根を超えて顔が広い
「何か必要な資料ありました？私今いっぱい出してて」
「違う違う、Aちゃんがずっとここいるの見えたから」
でたパク砲 これで落ちた女の子は数知れず
「そうですか？そんなに経ってないと思いますけど…」
「もう30分はいるんじゃない？」
残念 1時間
「さては今日内勤ですね」
「あ、バレた？今日は資料まとめたりしようと思ってさ」
壁にもたれて話し出した
しばらくここにいるつもりじゃん
嫌いじゃないけど ふたりはキツい人っているよね
まさにそれ
「こんなとこでサボってていいんですか」
「サボりじゃないよ。Aちゃんと話してる」
「それ、サボりって言うんですよ」
だから早く戻ってくれないかな
「はは、言うねぇ」
いつもしっかりセットされた前髪を触ってる
うわ最悪、エラーになった
「じゃあサボんないからさ、今度 飯行こうよ」
じゃあここじゃないとこでサボれ
「しばらく忙しくて」
「それ前にも言ってた」
「そうでしたっけ？ここ最近さらに忙しくて」
「行こうよ いい店知ってるんだ」
しつこいし エラーは解消しないし
イライラしてきたところで私とパクさんの間から伸びてきた腕がプリンターをいじる
「A、大丈夫？」
「バーノン」
「あ お疲れ様です」
ついでという風にパクさんに挨拶したバーノンはあっという間にエラーを直してくれた
「ありがと、助かった」
「言わないといけないことがあるんじゃない？」
「ありがと？」
「それはもう聞いた」
他に何かあるっけ
「私にはバーノンがいます、でしょ」
まっすぐパクさんを見て言い放った
固まる私と顔が引き攣るパクさん
「あ、あぁそうなの？じゃ、俺はこれで…」
早足に去っていった
「ちょっちょっと待って、会社で何言ってんの！？」
「他の人に言い寄られたら言うって約束した」
「会社では今まで通りにしよって…」
「嫌なら指輪つけるしかないね？」
「あんなこと言って噂になったらどうすんの！」
「いいことじゃん 誰もAに言い寄らなくなる」
「やっぱり策士だ！！！！」
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豆大福(プロフ) - なのさん» ありがとうございます〜！嬉しすぎます。ずっと仕舞い込まれていた指輪だったので日の目をみられてよかったです。沼へようこそ！！ (9月6日 0時) (
レス) id: 7b8702f689 (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - 指輪の住所が正式に私の薬指に、っていうセリフちょーーーーーー好きです！！！！え、何この表現って思いました。天才すぎます。なんだろう、なんかすごく素敵な表現ですよね。どんどんハンソルの沼に追いやられて落ちました、、、表現力最高です！ (8月26日 19時) (レス) id: c8ce101485 (このIDを非表示/違反報告)
豆大福(プロフ) - SSR社畜さん» はじめまして。とても嬉しいコメントありがとうございます。そんなに思っていただけるなんて...！悩みながら書いた甲斐がありました！数少ないですが他の作品も楽しんでもらえたら嬉しいです。 (8月3日 21時) (レス) id: dcf3925870 (このIDを非表示/違反報告)
SSR社畜 - なんなら他グルペンだし、セブチあまり詳しくないのに読んでしまいました。正直一字一字大切に読んでしまうくらい面白かったです。ちょっとセブチ勉強して、豆大福さんの作品読破してきます。本当に幸せな気持ちです。ありがとうございました。 (7月28日 11時) (レス) @page50 id: 1d6122fb3f (このIDを非表示/違反報告)
towa(プロフ) - 豆大福さん» ミンギュの日にお返事いただいてましたね、うれしいです。読んでいただいてたんですね…！ありがとうございます。これからもお話拝見いたします。お体にご自愛くださいませ。 (2023年4月11日 20時) (レス) id: fa21bc1285 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：豆大福 | 作成日時：2022年12月11日 21時
