雪男の七星【紅一点】 (ページ9)

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ひーくんとわたしページ9

岩本side

『タピオカ』

岩本「俺の顔見て第一声タピオカはやめて？」

今日は七星と2人で雑誌の取材。

そして、楽屋に入ってきた七星の一言目は【タピオカ】

『それでさ、ひーくん。私、昨日布団の中で思ったんだけどさ、プロテインドリンクにタピオカ入れたら一石二鳥だと思わない？』

岩本「唐突だな」

『だから買ってきたよ！タピオカ！Twitterで見たの！業務用スーパーの冷凍タピオカがいいって！』

こいつ、Twitter見て情報収集してやがる。笑

『ココア味のプロテインにタピオカ入れたら美味しそうだと思わない！？』

岩本「まぁ、確かに？」

そして意気揚々とタピオカプロテインを作り始めた七星と見守る俺

『できたよ！！！』

岩本「おー。ありがとう」

恐る恐る2人で飲んでみると…

『え。思ったよりも美味しい！』

岩本「美味いな」

『今日から毎日これ飲む！それでひーくんみたいにムキムキ目指すから！』

でた〜！！！！

こんな感じで七星の発言は、たまにぶっ飛んでいるのだ。

さすがに俺みたいにムキムキになるのはファンも事務所も望んでないと思うので止めておく。

岩本「七星はムキムキにならなくていいから。大事なモデルの仕事が無くなるぞ？」

七星は困った顔をしたけど、めげずに言い返してきた。

『でも私もひーくんみたいにSASUKE出てみたいし、Tarzanにも載りたいもん！だから、鍛えるの！あと、みんなのこと守りたいから！特にラウール！』

出た〜！！！

七星は俺らを守りたい欲がすごいし、実際守れると思っているみたいなのだ。

気持ちは嬉しいけど、ほんと困る。