雪男の七星【紅一点】 (ページ46)

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☆

『うーん。まぁ、大丈夫だよ』

彼女は、その舘様の行動さえ癪に障ったらしくて今日は【私の事メンバーさんになんて言ったのか知りませんけど女だからって甘やかされていいご身分ですね】って言われちゃった。

しかも、これに関しては私はそんなつもりないけど、みんなが甘やかしてくれてるから否定できないんだよなぁ。

ラウ「七星ちゃん、ぎゅーってする？」

はい、今日もうちの末っ子は天使。

目黒「ってか、その女なんなの？七星ちゃんが可愛いからって妬みっしょ。そういう女、マジ無理なんだけど」

あらら、めめも激おこだわ。笑

渡辺「そういう女に限って心身ともにブスなんだよなぁ。かわいそ」

ちょっとお口が悪いですよ翔太くん。笑

深澤「ね、七星が言いにくいなら俺が言ってあげようか？編集長がお前のことお気に入りなんでしょ？編集長に担当変えて貰えるように直接頼もうよ。こういう時こそマネージャー仕事して！」

自分は全く関係のない仕事なのに、話をつけてくれようとするふっかママ。

『ふふふっ』

あまりにみんなが過保護だから笑えてきた。

向井「え、なに、怖いんやけど！」

佐久間「ついに壊れた！？」

『いや、幸せだな〜と思って』

阿部「急にどうしたの…」

『幸せ噛み締めてるの。別にいいでしょ！』

ラウ「七星ちゃん変なの〜！」

『ラウちゃん、やっぱりぎゅーしてもいい？』

ラウ「うん、いいよ！」

『ん？ラウちゃんまた身長伸びたんじゃない？』

ラウ「そうなんだよねー。全然止まらない！」

渡辺「お前ら、いちゃつきすぎ！もういいだろ！」

『ちょっと！しょっぴー、邪魔しないでよ〜！』

ラウ「翔太くん、愛が重いです」

渡辺「うるせー！」

『あはは、みんな大好きだよ？』

これからデビューしたら、もっと辛いことや理不尽なことに遭遇するだろう。

でも、絶対に大丈夫。

10人で辛いことは分け合おう。

喜びは10倍にしよう。

そして10人とファンのみんなで足並みを揃えて、手を繋いで1歩ずつ前に進んでいこうね。