雪男の七星【紅一点】 (ページ4)

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1月に3人が正式に加入してから約半年が経った。

10人になることに不安がなかったと言ったら嘘になる。

だけど、初めからこうだったと錯覚するほどに10人のSnow Manが当たり前になっていた。

そんな私たちを少し離れたところから見ていた舘様が紙袋を持って近づいてきた。

宮舘「七星、これ良かったら食べて」

『舘様……いつもありがとう』

いつも朝ごはんを食べてこない私を見かねて、時間がある時は舘様が作って持ってきてくれるのだ。

舘様手作りのロイヤルなサンドウィッチを手に取ると、なんと隣に突然しょっぴーが現れて横取りされた。

渡辺「おー、美味そう！もーらい！」

『あっ、しょっぴー！舘様～！取られた～！』

宮舘「こら！翔太はさっき食べたでしょ？それは七星のだから返して」

渡辺「はいはい。……ほら、七星。あーん！」

おっ！朝からゆり組の供給じゃん！

なんてファンの子達と同じくらいゆり組大好きな私は呑気に喜んでいたけど……しょっぴー、今なんて言った！？

『え？しょっぴー、なに！？気持ち悪い！』

渡辺「いやいや。俺にあーんされて気持ち悪いって言った女、初めてなんだけど！笑」

『うーわ、しょっぴー、今全世界の男を敵に回したよ！私だって舘様のあーんなら喜んで受け取るけどね！』

なんて翔太と小競り合いをしていると、新しいサンドウィッチを手に取った舘様が私の口の前に持ってきた。

宮舘「ほら、七星。あーん」

『あーん！……うまっ！！！舘様に食べさせてもらったから100倍おいしい！！！』

渡辺「なんでだよ！！！」

こんな感じで苦手な朝も、みんなといればいつの間にか笑顔になっちゃうんだからSnow Manが私の元気の源なんだと感じる毎日。

そんな私

ジャニーズ事務所紅一点

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